【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース12-1ダイヤモンドバックス(3月10日・日本時間11日/グレンデール)
名手はどのポジションをやらせても名手ということだろう。大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場したスプリングトレーニングのダイヤモンドバックス戦で、先日急遽ショートへコンバートされたベッツ内野手が華麗なスローイングでダブルプレーを完成させる場面があった。
ドジャースで大谷の前を打つリードオフマン・ベッツは、昨季キャリアハイの39本塁打を放った打撃だけでなく、ライトのポジションで5年連続6度のゴールドグラブ賞に輝いた守備の名手としても知られている。しかし昨季はチーム事情からセカンドを守る機会も多くなり、今季はいよいよセカンドに専念するはずだった。しかし、開幕を直前に控えた今月8日(同9日)、ロバーツ監督がセカンドのベッツとショートのラックスをコンバートすることを突如発表。9日(同10日)の試合で早速ベッツはショートで先発した。
9日の試合ではエラーしてしまったベッツだったが、この日も「1番・ショート」でスタメン出場すると、2回に守備でいいプレーを見せる。1死一塁の場面で6番ガーリックの打球はショートへ。これをベッツが捕球すると、流れるようなスローイングでセカンドのラックスへ矢のような送球。ラックスもファーストへ素早いスローイングを見せ、危なげなくガーリックを併殺に打ち取った。
ゴロ自体は真正面の難しくない打球だったが、そこからの流れはお見事の一言。ラックスが不安定な守備を見せていたことに起因するコンバートであり、ベッツのショートの守備を心配する声も聞かれないわけではないが、不安の声を吹き飛ばすダブルプレーにひとまず安堵したファンも多かっただろう。
外野でゴールドグラブ6度のベッツが内野を守るのは、適正があると見込まれたからのはず。ラックスも昨季は右膝前十字靱帯断裂でシーズンを棒に振ったが、一時はオールスター級のショートになれる逸材と潜在能力を評価されていた。シーズンを通してショート・ベッツ、セカンド・ラックスの布陣で行くかは誰にも分からないが、この2人が本来の能力を発揮できれば、いずれにしても最強の二遊間となり得るのではないだろうか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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