【プレミアリーグ】アーセナル 2-1 ブレントフォード(日本時間3月10日/エミレーツ・スタジアム)
心温まるワンシーンが、激闘を終えたピッチで見られた。アーセナルGKアーロン・ラムズデールは、この試合で自身の痛恨ミスから失点したものの、それを帳消しにするかのようなビッグセーブを連発。勝利に貢献した。すると試合後、指揮官と守護神が熱い抱擁をかわしたのだ。
今シーズンのラムズデールは、新加入したダビド・ラヤとのスタメン争いに敗北。そのラヤの保有元のため出場できないブレントフォード戦で、プレミアリーグでは実に15試合ぶりの先発となった。
そんな中、1点リードで迎えた前半アディショナルタイム、ラムズデールは痛恨のミスを犯す。ビルドアップを再展開しようとした際、爆速でプレスにきたブレントフォードFWヨアンヌ・ウィザにパスをカットされ、そのまま失点してしまったのだ。しかし、イングランド代表GKは後半に入るとビッグセーブを連発。少なくとも3回の決定機を阻止し、チームの8連勝に大きく貢献した。
試合終了後、MFトーマス・パーテイと喜びを分かち合っていたラムズデールに、アルテタ監督が駆け寄る。すると力強くハグをし、息子を可愛がるかのように頭をクシャクシャする。さらにインタビューで指揮官は、「ミスはサッカーの一部。ラムズデールは素晴らしいリアクションを見せてチームの勝利に貢献してくれた」とイングランド代表GKを称賛している。
この胸熱シーンを見たファンからは、「ラムズデールへの愛に満ちたシーン」「涙腺崩壊」「ハグで涙腺がやばくなる」「グッとくるものがある」「例えミスがあってもやっぱりラムズデールは愛おしい」などの声が上がっていた。
ラムズデールの活躍もあってブレントフォードを2-1で下したアーセナルは、翌日のリヴァプール対マンチェスター・シティが1-1のドローに終わったため、28節終了現在でプレミアリーグ首位に立っている。
(ABEMA /プレミアリーグ)