【写真・画像】 1枚目
【映像】“怪物”大の里が規格外のパワーで圧倒

大相撲三月場所>◇三日目◇12日◇大阪・エディオンアリーナ

 入幕2場所目の前頭五枚目・大の里(二所ノ関)が、前頭四枚目・平戸海(境川)を圧力で圧倒。規格外のパワーで3連勝を遂げ、解説の臥牙丸も「普通だったら9.9割相手が勝ってる」と脱帽した。

【映像】“怪物”大の里が規格外のパワーで圧倒

 ざんばら髪の“大器”がまたもや底知れない力を発揮した。新入幕の先場所で11勝の好成績を残して敢闘賞を受賞、いきなり優勝争いも演じる怪物ぶりを見せつけた23歳・大の里。番付を大きく上げた三月場所では初日から2連勝と好スタートを切り、再び“台風の目”となる片鱗を早くものぞかせていた。

 三日目、対戦相手となったのは初顔合わせの平戸海。令和5年(2023年)を通じて幕内に定着した平戸海だが、大の里と同じ平成12年(2000年)生まれ23歳の新鋭力士だ。日体大時代に2年連続でアマチュア横綱に輝いた“エリート”の大の里に対し、平戸海は中学卒業と同時に角界入りした“叩き上げ”。まさに対照的な経歴を持つ同学年対決となった。

 だが取組は一方的な展開に。立ち合い圧力で一気に押した大の里は、平戸海にまわしを取られるも問題にせず、ハズ押しで力強く前進。そのままジリジリと腹で押すように寄っていき、余裕を持って寄り切って勝利した。規格外のパワーで圧倒した大の里は初日から3連勝となる白星を挙げた。敗れた平戸海は2敗目を喫した。

 身長192センチ・体重183キロの体格を活かしたスケールの大きな相撲で完勝した大の里。取組後、ABEMAで解説を務めた元小結の臥牙丸は「すごいですね……もう『どこでも取ってください。俺は押しますから』といったような相撲」と感嘆するようにコメント。「大の里は1年後、2年後が楽しみな力士ですね。こういう力士が出てきたのは嬉しいこと」と喜びとともに語った。

 さらに、ABEMAで実況を務めた小出アキラアナウンサーから「まずは左をしっかり差したのは平戸海でしたが……」と話を振られると、臥牙丸は「平戸海のほうが体勢的にはいい状態。もろ差しもやっていました」と指摘しつつ、「普通だったら9.9割相手が勝っているところなんですけど、やっぱり力の差がありました」と大の里の足腰の驚異的な強さに言及した。

 大の里の圧倒的な破壊力にはファンも大興奮の様子で、「すげー」「ブルトーザーやな」「お腹で押してるね」「マジで山が動いてる感じ」「相撲のスケールが違った」「バケモンすぎる」と驚きの声が続出したほか、「若手で一歩抜きん出てる」「次の和製横綱最有力」と早くも将来に期待するコメントも寄せられていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)

【映像】“怪物”大の里が規格外のパワーで圧倒
【映像】“怪物”大の里が規格外のパワーで圧倒
「ちょっとびっくりしてる?」大関撃破した力士の一瞬の表情に視聴者注目「どうしちゃったんですかね」

「普通だったら9.9割相手が勝ってる」“怪物力士”、腹で押す圧倒的な破壊力 解説の臥牙丸も脱帽「ブルドーザー」「マジで山が動いてる感じ」