3月14日(木)、明日開催されるABEMAオリジナル格闘ドキュメンタリー番組「格闘代理戦争-THE MAX-」一回戦の前日計量&組み合わせ抽選会が行われた。「X」となっていた2枠にはUFCファイターの鶴屋怜&諸石一砂、一般応募のパンクラス現役ランカー田嶋椋&松岡拓が入り、格闘技界の次世代スターへの道と優勝賞金300万円をかけたトーナメントがいよいよ開幕する。

 今回も個性溢れる監督&選手が揃った格闘代理戦争だが、そのなかでも注目されているのが秋山成勲&ミスターホンデだ。ホンデはキックボクシングで24戦20勝を誇り、BreakingDownで2戦2勝。2戦目ではRISEでも活躍するプロ無敗のYURAから判定勝利を収めている。

 また本名のチュー・ジンギュとして日本のキックボクシングイベントBigbangに参戦し、K-1にも参戦した谷山俊樹に勝利してWKBF世界スーパーライト級王座にも就いており、打撃のスキル&実績は出場選手の中でもずば抜けている。

 抽選の結果、ホンデは岡見勇信&中村倫也の推薦選手・中村京一郎と対戦。中村もABEMA「格闘DREAMERS」出身で、プロMMA戦績が4勝1敗という本格派。秋山と岡見が練習仲間という間柄でもあり、トーナメント一回戦でも屈指の好カードとなった。

 これまで多くの選手を見てきた秋山も「何といっても打撃のコンビネーション。これはもう本当に上手ですよ。特に上と下の打ち分け。普通の選手じゃ出来ないことを出来ますね」とホンデの打撃スキルを高く評価する。

 また「見た目はすごくいい子そうで、実際にいい子なんですけど、練習以外では読書したり、おとなしい子なんです。でもいざスイッチが入ったら人が変わって、本当に気持ちが強い。そこも彼の魅力だと思います」と秘めた闘志や闘争本能もホンデの強さだ。

 過去に秋山推薦選手のユン・チャンミンが格闘代理戦争で優勝し、現在はONE Chapionshipのレギュラー選手として活躍している。

「(格闘代理戦争は)間違いなく日本で有名になれるし、高額の賞金も出るし、他のプロの試合をやるよりも大きなものを得られる。それを理解すれば、もっと選手たちも気合いが入るでしょうね。実際にチャンミンは格闘代理戦争で夢が開けて、今は格闘技だけで食える選手になりました。僕はそれが実現できることを経験しているので、同じことをホンデにも経験させたいです」

 格闘技代理戦争には夢がある。それを知る秋山だからこそ、ホンデとともに“格闘代理戦争ドリーム”実現に燃えている。

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