【ラ・リーガ】レアル・マドリード 4-0 セルタ(日本時間3月11日/サンティアゴ・ベルナベウ)
レアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールが見せた妙技に対してネット上が荒れている。セルタとの一戦でブラジル代表FWは左サイドでヒールリフトを披露。ホームスタジアムを湧かしたおしゃれテクニックだったが、突破が失敗していることもあり「必要ない」という反対意見も飛んでいる。
キックオフ早々の12分だった。ヴィニシウスが左サイドでボールを受けると、即座に前方のスペースが空いていると判断。対峙していたセルタのDFハビエル・マンキージョの頭上を超えるヒールリフトで抜きにかかった。ボールはカバーに入ったD Fオスカル・ミンゲサにカットされたものの、ブラジル人らしい妙技には実況も「生粋のサッカー小僧ですね〜」と感嘆していた。
しかし、SNS上では賛否が巻き起こる事態となっている。ラ・リーガ公式インスタグラムがこのヒールリフト動画を投稿すると、「ヴィニは世界一の選手」「クラックだね」「エレガントだ」など称賛の声もあったものの、「お前はネイマールじゃない」「不必要」「結果的に抜けてない」「ネイマールやロナウジーニョから学ぶべき」「また馬鹿げたことをしてる」など批判的な声もあった。
今季のヴィニシウスは、ここまで公式戦27試合で16ゴール・8アシストを挙げるなどマドリードのエースとして活躍する一方、相手選手や主審に対する感情的な振る舞いも多いため、他クラブのファンから批判の的にされやすい状況となっている。
マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は「ヴィニは打撃を与えられ、侮辱やブーイングを浴びせられている。みんながヴィニに対する態度を改めるべきなんだ。あれだけの才能を持つ選手があれだけ苦しんでいるなんてありえない」と擁護しているが、今回の炎上もそうした背景が透けて見える。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)