羽生善治九段「えー!えー!えー!」エースの意外すぎる一手に大混乱 驚きの表情にファン「びっくり」/将棋・ABEMA地域対抗戦
【映像】羽生善治九段、びっくり「えー!えー!えー!」

 レジェンドであっても、日本将棋連盟会長であっても、驚く時はファンと同じようなリアクションをするものだ。日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」予選Aリーグ2位決定戦、北海道・東北 対 関東Aが3月16日に放送された。試合は関東Aの監督でもある羽生善治九段(53)が個人4連勝を果たす大活躍でスコア5-1で関東Aが勝利した。プレーヤーとして暴れまくったレジェンドだが、控室では後輩の棋士に大きなリアクション。ファンからはその様子に「びっくり」「大胆ですね~」という声が集まった。

【映像】羽生善治九段、びっくり「えー!えー!えー!」

 団体戦ということもあり、対局している棋士だけでなく、見守るチームメイトの様子も注目されている今回の地域対抗戦。いい手が出れば歓声が、追い込まれれば一緒になって悩みこむという様子が、ファンのとっても楽しいコンテンツになっている。すると第2局、思わぬ一手に羽生九段が大慌てになる瞬間が訪れた。

 対局していたのは北海道・東北の戸辺誠七段(37)と関東Aの佐々木勇気八段(29)。先手・佐々木八段の居飛車、後手・戸辺七段の中飛車という対抗形の将棋になった。佐々木八段が「超急戦」と呼ばれる珍しい序盤を選択し、いきなり慌ただしい展開に突入したが、羽生九段が目を丸くしたのは35手目だった。3六の地点で歩がぶつかったところを、周囲は佐々木八段が当然のように▲3六同歩と取ると思っていたところ、指は飛車へと伸びて▲3六同飛に。相手の飛車と向き合う、激しい状況へと突入した。

 見ていた棋士たちも、頭の片隅にはありつつ指しにくいだろうと思っていた一手が飛び出したことに、一番驚いたのが羽生九段だ。目を丸くしながら「えー!えー!えー!」と3連発。その後も「大丈夫かなぁ」と心配そうに状況を見守っていた。

 結果的に、この一手が勝敗を左右するような展開には進まなかったものの、驚きまくった羽生九段の様子が衝撃的だったというファンも多かったようで、対局中から「びっくり」「大胆ですね~」「おいおいおいw」というコメントが寄せられていた。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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