【セリエA】フロジノーネ 2-3 ラツィオ(日本時間3月17日/スタディオ・ベニート・スティルペ)
ラツィオの鎌田大地の献身的なディフェンスにスタンドがどよめいた。日本代表MFは相手選手に張り付いて対応してボールを奪い、カウンターの起点になったのだ。一連のプレーをファンも絶賛していた。
ベンチスタートで86分から途中出場した鎌田が、89分に粘り強いディフェンスを見せた。右サイドでボールを持ったフロジノーネのMFマルコ・ブレシアニーニに対して、日本代表MFに三度に渡ってしつこくプレス。最後はスライディングタックルを成功させてボール奪取に成功した。
このボールをMFルイス・アルベルトが受けて右サイドに展開し、最後はMFマヌエル・ラッザリがシュート。ボールは惜しくも枠外で得点にはつながらなかったが、鎌田の執拗なディフェンスが起点となってビッグチャンスが生まれた。
鎌田が見せた執念のディフェンスにファンたちがSNSで反応。「鎌田の守備良き!」「鎌田のタックル良かった!最高!」「ラツィオ入ってから一番良い守備した!」「スーパーなボール奪取」「カウンターからラッザリの惜しいシュート!それに繋げた鎌田の守備」などのコメントが溢れた。
ラツィオ1年目の鎌田は、マウリツィオ・サッリ監督の信頼を掴めず、出場機会が限られていた。しかし、サッリは前節の敗戦を受けて辞任しており(後任はイゴール・トゥドールが最有力)、指揮官交代は序列を覆すチャンスだ。チームが3-2で逃げ切ることを助けた献身的なプレーは、定位置奪取に向けて決意を示した場面だったと言える。
(ABEMA de DAZN/セリエA)