3月16日より順次放送中のアニメ「キングダム」第5シリーズ第10話では、味方の桓騎(CV:伊藤健太郎)が残虐な作戦をおこない、信(CV:森田成一)が激怒。桓騎に対して啖呵を切り、「さすが我らが隊長だわ!」「漢の矜持ってやつを見た」と視聴者を熱くさせている。
アニメ「キングダム」は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の原泰久氏による人気漫画が原作。漫画は2013年に、第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞している。物語は、春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信と、後の始皇帝となる若き王・エイ政(CV:福山潤)の活躍を描く中華戦国大河ロマン。2012年にアニメ化され、2022年に放送された第4シリーズでは「国内統一編」の完結までが描かれていた。
前回放送の第9話では、劉冬(CV:川原慶久)との戦いで疲弊した羌カイ(CV:日笠陽子)に敵軍が迫ってきた。すると信が馬に乗って駆け付け、彼女を引っ張り上げた。「逃げる力くらい残しとけよ、バカ」と言う信に、羌カイは「面目ない……」と謝った。
羌カイを抱き抱えて逃げる信に、ネット上は「惚れてまう」「素敵すぎ」「キュンキュンした」「このシーン好きすぎる」「めっちゃカッコイイ」と盛りあがっていた。
第10話「矜持の咆哮」では、飛信隊が属する秦軍の総大将・桓騎が、戦に参加していない集落の人々の虐殺を指示した。桓騎の作戦を知った信は、「敵や制圧した地での反乱に対する刃と、無力で無抵抗の人間に向ける刃は絶対に違う!」と言い切る。さらに「それが戦争だと言い切るやつは武将や兵士じゃない、ただの略奪者だ!」と続け、「そんなやつらがどれだけ強かろうと、どれだけ勝ち続けようと、中華統一なんてできるわけがねぇ!」と桓騎に訴えた。
総大将に向かって啖呵を切る信に、視聴者からは「信、カッけええええ!」「さすが我らが隊長だわ!」「心を鷲掴みだよ」「正しいと思う道に突き進む信、本当に尊敬」「漢の矜持ってやつを見た」と興奮の声が相次いだ。
■第10話「矜持の咆哮」
【あらすじ】
中央丘の攻略を目指す紀彗(きすい)、金毛率いる軍の猛攻が続く中、桓騎(かんき)は突如自軍に丘からの撤退を命令。中央丘は趙(ちょう)軍の手に落ちた。これに納得がいかない黒桜ら副官に対し、桓騎はあることを告げる。一方、何とか慶舎軍を振り切りもとの戦場に戻った飛信隊は、樹海の先で起きている異変に気づき駆けだした羌カイを追って、とある集落にたどり着く。飛信隊はそこで驚がくの光景を目にすることとなる―。
※エイ政の「エイ」は環境依存文字
※羌カイの「カイ」は、正式にはやまいだれに鬼の字
(C)原泰久/集英社・キングダム製作委員会