【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸0-0サンフレッチェ広島(3月16日/ノエビアスタジアム神戸)
先日の神戸MF汰木康也に続く大怪我が頭によぎり、肝を冷やしたファンも多かったのではないだろうか。ヴィッセル神戸のDF山川哲史が競り合いの際に顔面から落下しあわや大怪我の事態となった。これには「すごい落下の仕方だったが…」「落下点立ってたし悪くないぞ」とファンの意見が分かれている。
スタジアムが騒然となった危険なシーンは、ゴールレスで迎えた前半終了間際の44分だった。広島のMF東俊希が左足でクリアしたボールが、神戸の右サイドハーフウェーライン付近に高く上がる。このボールに対し、広島FW加藤陸次樹が落下地点に先に入っていたが、背後から神戸DF山川哲史が勢いよくジャンプして競り合いに参戦。しかし、山川は飛ばずに地上で待機していた広島MF加藤の肩に乗っかる格好となり、そのまま上半身から落下して肩を傷めてしまった。
あわや大怪我という惨事にスタジアムは騒然。SNSでは「山川大丈夫…」「山川の落下で肝冷えた」「加藤競ってないやん」「落下点先に入ってたのは加藤選手です」「山川酷すぎるわそのプレー」「山川選手のファールで間違いないです」など意見が分かれる事態となった。
山川は右肩を抑えながらしばらく悶絶しピッチに倒れていたが、その後プレー続行。山川のファウルとして、広島のFKで試合は再開した。
3月2日行われた第2節レイソルとの試合中に負傷した神戸MF汰木康也が、11日に「左多発肋骨骨折」「外傷性血気胸」で全治6~8週間と発表されたばかりなだけに、肝を冷やした神戸ファンも多かっただろう。
試合は0-0のままドローで終了。ボール支配率50%、シュート本数は神戸9本で広島が10本、パス成功率は神戸61.8%で広島が65.4%と、スタッツ上もほぼ互角のハイレベルなゲームとなった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)