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【映像】尊富士が大の里を撃破「大相撲十日目」の模様

大相撲三月場所>◇十日目◇19日◇大阪・エディオンアリーナ

 新入幕ながら無傷の9連勝で、新入幕としては史上初となる単独先頭を走る前頭十七枚目・尊富士(伊勢ヶ濱)が、1敗の前頭五枚目・大の里(二所ノ関)との新世代対決を押し出しで制して破竹の10連勝を飾った。大横綱大鵬が新入幕で記録した11連勝の大記録に「1」と迫るとともに、110年ぶりとなる新入幕Vにも一歩前進した。

【映像】尊富士が大の里を撃破「大相撲十日目」の模様

 九日目を終え、新入幕として初日からの連勝を歴代2位に並ぶ9に伸ばし、大横綱大鵬が新入幕で記録した11連勝に迫る勢いで白星を重ねる尊富士。新入幕が無敗で単独を走るのは史上初のケースで、上位総崩れの荒れる春場所において、110年ぶりとなる新入幕Vに大いに期待と注目が集まっていた。

 そんな中で迎えたのが、1敗でピタッと尊富士の背中を追う令和の怪物・大の里との新世代対決だ。大の里も史上初となる“ざんばらV”を目指しており、どちらも負けられない一番。今場所の賜杯の行方を占う意味でも、重要な取組となった。

 このプレッシャーを見事にはねのけ、大の里に勝利して無敗を守った尊富士。大の里が2敗に後退したことから、110年ぶりとなる新入幕Vの可能性が一段と高まった。また、大横綱大鵬が新入幕で記録した11連勝の大記録にも「1」と迫った。

尊富士は明日の十一日目、結び前の一番で大関・琴ノ若(佐渡ヶ嶽)との一番が。一方の大の里は結びの一番で大関・貴景勝(常盤山)との取組が予定されている。(ABEMA/大相撲チャンネル)