<大相撲三月場所>◇十日目◇19日◇大阪・エディオンアリーナ
筋骨隆々な“細マッチョ”の三段目力士が、豪快な下手投げで白星。力士に抱く一般的なイメージとは大きく異なる肉が削ぎ落とされた端正な肉体美に、ファンも「かっこいい」「すげぇ筋肉」と驚きの声を上げた。
十枚目・欧山田(鳴戸)が、三段目十五枚目・佐田ノ輝(境川)を下手投げで下した一番。欧山田は秋田県秋田市出身、平成11年(1999年)生まれの24歳。身長180.6センチ・体重94.3キロのスレンダーな体格、いわゆるソップ型の筋肉質な軽量級力士だ。
筋骨隆々なソップ型といえば、かつては第58代横綱・千代の富士をはじめ、元大関・霧島(初代)や元関脇・寺尾、元小結・旭道山など活躍する力士がいたものだが、近年は“力士の大型化”が指摘されるように巨漢が増えつつある。そんななか十日目の取組では、欧山田の均整の取れた肉体美と強烈な技に注目が集まった。
対戦相手は身長187センチ・体重137.7キロと体格で上回る佐田ノ輝。立ち合い佐田ノ輝の圧力に押された欧山田だったが、しっかりと組み止めると、左を差してからまわしに深く手をかけた。そこから欧山田は怪力を発揮して豪快な下手投げで巨漢の相手を転がした。勝った欧山田は今場所勝ち越しとなる4勝目。敗れた佐田ノ輝は2敗目を喫した。
“細マッチョ”な欧山田が豪快に勝利すると、ABEMAの視聴者からは「イイ!」「すごいやん」「かっこいい」「すげぇ筋肉」「小さいのにナイス」「欧山田のフィジカル相撲おもろい」と驚きや称賛の声が相次いで寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)