リヴァプールの日本代表MF遠藤航が、ABEMA独占インタビュー『挑戦者の逆転劇』に登場。プレミアリーグで優勝争いをするチームのなかで、なぜスタメンを勝ち取ることができたのかが、本人の口から明かされた。
『ABEMAスポーツタイム』でMCを務める槙野智章が、イングランドに渡って遠藤にインタビューを実施。さまざまなトークテーマで、リヴァプールで活躍する日本のサムライの魅力を深掘りした。
遠藤は昨年の8月18日にドイツのシュトゥットガルトからリヴァプールに加入した。するとその翌日のボーンマス戦で早速プレミアリーグデビュー。しかし、加入直後はプレミアリーグ独特のスピードやフィジカルコンタクトに苦戦し、批判に晒された。
遠藤はプレミアリーグの壁に「フィジカル・スピード・インテンシティ」の3つを挙げ「他のリーグや日本代表など自分が経験してきた試合と全く別物だった」と振り返る。
そんな遠藤が、今では「最高の補強だった」と言われるほどチームにとって欠かせない選手へと変化した。その要因は、スタメン奪取に向けて行った「ある変化」が大きく影響しているという。
「ポジショニングでいうと、今までよりも5メートルくらい高いポジションを常に取る。その5メートルはめっちゃでかい」
「リヴァプールは攻撃的なサッカーをしていて、相手はブロックを敷いて守ってくるのでリスクマネジメントは大事。後ろを気にしすぎていた。後ろに2枚残っていたらプラス1を作るポジションを取っていたが、監督からするともっと前にいって、セカンドを拾う、奪われたらすぐに奪い返せるように言われた」
「自分のポジションは入れ替わられると一気にカウンターになる。どうしても安牌に後ろにいれば、相手を遅らせる守備ができる。でもそこはリヴァプールで求められていない」
「もちろん後ろにはコナテとファン・ダイク、GKはアリソンがいるので、そこはチャレンジしています」
オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク、フランス代表DFイブラヒマ・コナテ、ブラジル代表GKアリソンといった世界最高レベルの守備陣を信頼することで、これまでのようなリトリートでの対応ではなく、よりアグレッシブなリヴァプール型のディフェンスへと変化したことが大きな要因となったようだ。
(ABEMA 遠藤航 挑戦者の逆襲)