【北中米ワールドカップ・アジア2次予選】日本代表 1-0 北朝鮮代表(3月21日/国立競技場)
アジアカップのメンバーに落選した鬱憤を晴らすかのような電光石火の一撃だった。日本代表MFの田中碧が北朝鮮戦で開始早々に貴重な先制ゴールを突き刺すと、ファンも「毎回点取るイメージ」「チャンスに強い」「やはり神」と絶賛する声が挙がった。
日本代表はFIFAワールドカップ2026アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選の第3節で、北朝鮮代表と国立競技場で対戦すると、2分にいきなり先制ゴールを奪った。
FW上田綺世を起点に左サイドを攻めた日本代表は田中が左足でクロスを上げると、ファーサイドで待ち構えたMF堂安律がヘディングで折り返してMF南野拓実がシュート。これが北朝鮮DFに当たり再び堂安が拾って、右足でマイナスのボールを中央へ。これに反応したのが田中だ。ゴール前に走り込んで右足を振り抜きゴール右隅へと突き刺した。
電光石火の先制点にはファンも大興奮。SNSには「田中碧は毎回点取るイメージ」「やっぱチャンスに強い」「やはり神だ」「代表との相性いいよな〜」「大事な試合で絶対に決める男」「代表戦だとストライカーになる田中碧さん」「碧の代表での決定力ハンパない」「日本代表戦における田中碧の決定力がエグすぎて完全に主人公」などのコメントが溢れた。
田中は今年1月1日に同じく国立競技場で開催されたタイ代表との国際親善試合に続き、Aマッチで2試合連続ゴールを記録。カタールW杯のスペイン戦、2023年9月のドイツ戦、10月のカナダ戦でもゴールを決めるなど、208分に1ゴール(26試合出場で8ゴール)と代表チームで脅威の得点力を発揮。所属先のデュッセルドルフで今季ここまで6ゴールを挙げるなど、MFながらストライカー並みにゴール前での勝負強さが際立っている。
試合はこのゴールが決勝点となって日本代表が1-0で勝利。W杯アジア予選で大事な勝点3を手にした。