【北中米ワールドカップ・アジア2次予選】日本代表 1-0 北朝鮮代表(3月21日/国立競技場)
日本代表の“爆速王”が圧倒的なスピードを披露した。FW前田大然は左サイドの広大なスペースを一気に駆け抜けるドリブルで持ち上がると、最後はゴール前に高速クロスを供給。ファンも「よーいどんなら前田がぜんぜん速いな」「笑顔で相手を身体一つ分ぶち抜く」と驚愕していた。
開始2分に田中碧のゴールで先制した日本代表だが、その後は追加点が奪えず。そんな閉塞感を一気に打破したのが、前田の圧倒的なスピードだった。51分、CB町田浩樹が左前方へふわりとしたボールを送ると、胸トラップした左SB伊藤洋輝が前方に強めの縦パス。これに反応したのが前田だ。
前田は相手DFよりも後方からスタートしたものの、一気に加速して身体一つ前に抜け出す脅威のスプリントを披露。ボックス左外まで駆け上がり、そのままダイレクトでクロスを中央へと送り届けた。上田綺世のフィニッシュは惜しくも枠を外れたが、一瞬でサイドを切り裂いて決定機を生み出す前田のスピードが光るシーンとなった。
この場面にはファンも、「よーいどんなら前田がぜんぜん速いな」「前田大然あれに追いつくんか!?」「はっや〜!」「足も速いし、すごいいいクロス上げててビビりました」「笑顔で相手を身体一つ分ぶち抜くw」と大興奮していた。
前線で見せる攻撃のスプリントと、守備での猛烈なプレスは、前田のいわば代名詞だ。今季も所属するセルティックでその武器を遺憾なく発揮し、チームに不可欠な存在となっている。2月末の国内リーグで今季4点目をマークしてから3試合連続でフル出場して代表チームに合流したが、疲れを感じさせずこの日もフル出場でチームの勝利に貢献した。