<大相撲三月場所>◇十二日目◇21日◇大阪・エディオンアリーナ
個性派の取組で三月場所を沸かせてきた幕下二十六枚目・朝乃若(高砂)が十二日目もファンを沸かせた。幕下三十一枚目・つる林(木瀬)との一番、惜しくも敗れてしまったものの、まるでコントのような華麗な前転を披露し、「裏切らない朝乃若」「面白いなぁ」とファンも盛り上がった。
最高位は十両四枚目まで上り詰めたことがある、関取経験のある28歳・朝乃若。八日目は八艘飛びのような華麗な身のこなしで勝利し、九日目は敗れたものの土俵のへりで“ちょこちょこ歩き”を披露。館内の笑いを誘うなど、今場所は何かとエディオンアリーナを沸かせてきた。
勝ち越しのかかった6番相撲となる十二日目の取組では、立ち合いふわりと立ってもろ手を出してから左四つに。上手を引いた相手に寄られ、防戦一方の苦しい展開となった。最後は足が滑ったのか自ら前のめりに倒れ、その場でくるりと美しい前転を披露した。コミカルな光景に客席も沸いた。
勝負結果としてアナウンスされたのは朝乃若の“つき手”。日本相撲協会の公式サイトによれば「相手の力が加わら無い状態で自分の手を土俵について、負けてしまうこと」で、発生割合は0.1パーセントの珍しい勝負結果だ。敗れた朝乃若は3敗目を喫し、この日に勝ち越しを決めることはできなかった。勝ったつる林は4勝目を挙げた。
身長183.5センチ・体重132キロの朝乃若がコントのように前転した光景に、「なによそれw」「裏切らない朝乃若」「笑かそうとしてくれてるの…?」「面白いなぁ」「キレイな前転」「仲本工事かとおもった」とファンも思わず笑顔になっていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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