リヴァプールの日本代表MF遠藤航が、ABEMA独占インタビュー『挑戦者の逆転劇』に登場。リヴァプール移籍の舞台裏を明かした。
『ABEMAスポーツタイム』でMCを務める槙野智章が、イングランドに渡って遠藤にインタビューを実施。さまざまなトークテーマで、リヴァプールで活躍する日本のサムライの魅力を深掘りした。昨年夏に『ABEMAスポーツタイム』で、当時はシュトゥットガルトに所属していた遠藤と槙野の対談が行われ、そこでは遠藤が「プレミアリーグでプレーするのが夢。イングランドでプレーしたいという思いは子供の頃からある。そのチャンスがあれば考えたい」と語っていた。
今回、槙野は「あの時、リヴァプールの話はどうだったの?」と直球の質問をぶつける。遠藤によると「なかったと思いますよ。その時は全然」と、当時は移籍の話はなかったようだが「行けるならリヴァプールだと思っていた」ことを明かした。
その理由は、リヴァプールが中盤の選手を多く放出したから。長くチームを支えてきたジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョがチームを退団。アレクシス・マクアリスターやドミニク・ソボスライを獲得したが、守備的MFの補強は進んでいなかった。
当時はブライトンのモイセス・カイセドの獲得が噂されていた。遠藤自身も「カイセドが行くと思っていた。ほぼ合意の話が出て(自分のリヴァプール移籍は)なくなったなと思っていた」と、プレミアリーグへの移籍を諦めかけていた。ところが最終的にカイセドはチェルシーに加入。そこで白羽の矢がたった遠藤がリヴァプールへと移籍した。
カイセドは約211億円。一方の遠藤はその10分の1ほどとなる約30億円とリヴァプールとしてはかなりお得に獲得できたことになる。
当時を振り返った遠藤は「俺が移籍できるのはそういうチャンスだけ。みんな若い選手が取りたくてオファーする。全部のビッグクラブが理想的な補強をできるわけではない。そうなると最後には経験ある選手を取ろうとなる。俺は完全にそれ狙い。ずっと待ってた」とコメント。千載一遇のチャンスを狙い通りに手にした形となった。
(ABEMA 遠藤航 挑戦者の逆転劇)