リヴァプールの日本代表MF遠藤航が、ABEMA独占インタビュー『挑戦者の逆転劇』に登場。日本代表のキャプテンが、今のサムライブルーに必要なことについて語った。
『ABEMAスポーツタイム』でMCを務める槙野智章が、イングランドに渡って遠藤にインタビューを実施。さまざまなトークテーマで、リヴァプールで活躍する日本のサムライの魅力を深掘りした。
国際Aマッチ歴代最多タイとなる8連勝で、史上最強と謳われた日本代表。今年1月に行われたアジアカップでも、3大会ぶりの優勝に期待がかかっていた。しかしグループステージ第2戦のイラク戦で敗れると、準々決勝のイラン戦では逆転負けを喫しタイトルを逃した。
イラク、イランで明るみになった日本の課題について遠藤は「戦術的な部分で、5-4-1の5バックにした方が良かったとか、もっと出所にプレッシャーに行けば良かったとか色々ある。これから日本代表が目指すサッカーでいうと、もっと出所にプレッシャーに行きたい」とコメント。リヴァプールのようにプレス強度を高めたサッカーが必要だと語った。
2022年に行われたカタールワールドカップでベスト16敗退して以降、日本代表は「主体的なサッカー」を目指してきた。遠藤は「アジアカップを経て、より主体的なサッカーを考えなきゃいけないきっかけになった」と語る。
では、主体的なサッカーを実現するために必要なものとはなんだろうか。
「自分の意見をはっきり言う。周りの選手や監督・スタッフに言わなきゃいけない。言いたいことは言わないと。それはチームを良くするため」
「色んなオプションを持って、トライしていく時期ではあった。でも結果が出なかったので、もっとやり方を絞って、こういうサッカーをした方がいいと話す段階。もうちょっと決まり事があった方がいいと思う。これから改善していきたい」
槙野は「最後の決断は、森保監督を含めてスタッフから提示があれば、より選手たちもプレーしやすい」と分析する。遠藤も「最終的に決めるのは監督。僕はずっと選手たちに言っている。意見を言うのはいいが、最終的に決めるのは監督」と、監督主導でのチームビルディングに賛成のようだ。
ワールドカップ予選が控えている。遠藤は「アジア最終予選の枠が増えたとはいえ、勝ち抜くのは簡単じゃない。今回のアジアカップで理解したので、みんなが危機感を持ってやっている。ただ、ワールドカップで優勝するという目標は変える必要はない。そこに向けて何が必要かを考えて、まずは出場権獲得できるようにしていきたい」と意気込みを語った。
(ABEMA 遠藤航 挑戦者の逆転劇)