将棋界屈指の仲良し師弟が、お揃いの半被姿で試合を盛り上げた。日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」予選Bリーグ2位決定戦、関東B 対 九州が3月23日に放送された。チーム九州の0勝1敗で迎えた第2局では、深浦康市監督(52)と佐々木大地七段(28)の長崎県出身師弟コンビが半被姿で登場。両者の朗らかな笑顔に、ファンからは「師弟でハッピ」「いつの間に」「お似合いです」のコメントが寄せられていた。
盤上はもちろん、作戦会議室からも地域のアピールは欠かさない。そんな気構えが現れた一コマだった。チーム関東Bに先勝を奪われたチーム九州だったが、勝負はこれから。第2局を担った佐藤天彦九段(36)を作戦会議室からも盛り立てるべく、深浦九段と佐々木七段は両者の出身地でもある「長崎」の文字が入った赤色の半被姿を披露した。
深浦九段と佐々木七段といえば、棋界屈指の仲良し師弟。X(旧Twitter)は共同アカウントでそれぞれがポストし合うなど、名コンビっぷりはファンにもよく知られている。お揃いの半被姿に、やや照れ臭そうな笑顔も見せつつ「天彦さん、頑張れ!」とモニター越しに声援を送る場面も。2人の朗らかな表情に、ファンからは「師弟でハッピ」「ハッピー」「いつの間に」「長崎はっぴ」「応援団」「法被ww」「お似合いです」などのコメントが寄せられていた。
仲良し師弟の願いが通じたか、佐藤九段は関東B・森内俊之九段(53)との矢倉VS雁木の戦いに会心の勝利。チーム九州に大きな白星を持ち帰った。
◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)