【国際親善試合】イングランド 2-2 ベルギー(日本時間3月27日/ウェンブリー・スタジアム)
ベルギーのビーストが“フィジカルモンスター”の出立ちからは想像もできないような芸術的クロスでゴールを呼び込んだ。ベルギー代表FWロメロ・ルカクが見せた絶品アウトサイドパスにファンは「カラダでかいのに意外とクロス繊細」と舌を巻いた。
注目のシーンは1-1で迎えた35分だった。自陣深くまで攻め込まれたベルギー代表は、ボールを奪うと素早くハーフウェーライン付近のMFユーリティーレマンスへつなぎ、ティーレマンスは左足で迷うことなく右サイドのスペースへ蹴り込んだ。このボールに抜け出したのがロメロ・ルカクだ。イングランド代表DFルイス・ダンクに先においつかれたものの、相手が処理に手間取る間にボールを奪い、左足アウトサイドでゴール前に芸術的なクロスを送ったのだ。最後は自陣からロングボールを蹴ったティーレマンスがゴール前へ走り込み、ダイビングヘッドでゴールネットを揺らしてみせた。
このゴールにSNSでは「ルカクってそんな芸術的なクロス蹴れる人やったっけ?笑」「カラダでかいのに意外とクロス繊細」「ルカクめっちゃクロス上手くて草」「なんだそのアウトサイドのクロスはwwww」「ティーレマンスのダイビングヘッドかっこいい」「ティーレマンスやっぱ上手いな〜!」と絶賛の嵐となった。
圧巻のクロスを見せたルカクは今季、所属先のローマで10ゴールを記録し好調をキープ。また、アストン・ヴィラのティーレマンスはこの試合で2ゴールを奪う活躍でスタッツサイト『Sofascore』の採点では両チーム合わせて最高点の「8.7」を記録した。
試合は終了間際にイングランド代表のジュード・ベリンガムのゴールで2-2の引き分けに。90分+4の目安タイムが過ぎた後の失点となり、ベルギー代表にとっては最後の最後で悔しい結果となった。
(ABEMA de DAZN/国際親善試合)