ギャンブル漫画の金字塔「カイジ」シリーズに触れたことがなくとも、このセリフは知っているという人も多いだろう。過酷な労働の後に冷えたビールを堪能する主人公を見ていると、自分もビールが飲みたくなること間違いなしだ。
【動画】作中屈指の知名度を誇る名言「キンキンに冷えてやがる……！」(12分ごろ～）
福本伸行氏によるギャンブル漫画「カイジ」シリーズは、藤原竜也を主演とした実写版も大ヒットを記録し、近年は、「中間管理録トネガワ」などのスピンオフ作品も人気を集めている。2011年に放送された「逆境無頼カイジ 破戒録篇」は、テレビアニメ版の第2シリーズにあたる。
「帝愛グループ」の会長・兵藤和尊（CV：津嘉山正種）とのギャンブルに破れて、主人公・カイジ（CV：萩原聖人）には1000万円近い借金だけが残された。「逆境無頼カイジ 破戒録篇」第1話で、カイジは帝愛の強制労働施設に放り込まれて、熱気と粉塵、悪臭うずまく劣悪な環境下で働くことになってしまった。
雀の涙のような給料を貯めて、なんとか「1日外出券」を手に入れようと誓うカイジ。そんな彼に大槻班長（CV：チョー）が「無理は続かない……自分を適度に許すことが長続きのコツさ……！」とビールを奢ってくれた。ビール缶を手にしたカイジは、「キンキンに冷えてやがる……！」とまずその冷たさに感動。「犯罪的だっ……！うますぎるっ……！」「染み込んできやがる……！体にっ……！」と久々のビールの味を堪能していた。
カイジ役を演じる萩原聖人の熱演もあって、名シーンと名高い場面だ。ネット上では、「カイジがビールを美味しそうに飲むシーン大好き」「カイジがビール飲むシーンのせいで飲みたくなった」「カイジごっこ不可避」といった反響が寄せられている。
ほかに「逆境無頼カイジ 破戒録篇」第1話の見どころといえば、大槻班長の初登場も挙げられるだろう。カイジにビールを奢ってくれて、面倒見のいい先輩だと思いきや……？スピンオフ漫画「1日外出録ハンチョウ」の主人公に抜てきされ、いまや「カイジ」シリーズの名物キャラクターとなった大槻班長にも注目だ。
(C)福本伸行/講談社・VAP・NTV
