【MLB】ドジャース 5-6カージナルス(3月30日・日本時間31日/ロサンゼルス)
3月30日(日本時間31日)にロサンゼルスで行われたロサンゼルス・ドジャース対セントルイス・カージナルスの一戦に、ドジャース・山本由伸が先発。その際に披露した“投球の変化”が、日米両国の野球ファンの間で話題となっている。
この日、山本は初回から多彩な変化球でカージナルス打線を翻弄。まず先頭の1番ブレンダン・ドノバンに対しては、初球、154km/hの内寄りのストレートでまずファーストストライクを奪うと、2球目は低めに投じたボール球のカーブで空振りを誘い、続く3球目は真ん中高めのコースいっぱいへのカーブで見送り三振に。いきなり高低を巧みに使い分ける投球でドノバンを翻弄した。山本は2回以降も、ストレートを見せ球に、多彩な変化球でカージナルス打線を翻弄。5回を投げ、2安打、5奪三振、無失点という好投を見せた。
なお、この日の山本は、全68球を投げたが、そのうち、ストレートは29球(42.64%)。NPB時代の昨季は40.62%がストレートであったことを思えば、単純に球種比率だけで見ると、ストレートが増えているかのように見えるが、昨季は全球種の中でストレートでの奪三振が61個ともっとも多く、ウイニングショットとしてストレートを活用していたことが覗える。
しかしこの日の投球で山本は、5つの奪三振のうち、見逃しが2(いずれもカーブ)、空振りが3(いずれもスプリット)と、いわゆる“軟投派”と呼ばれる投手のように、ストレートは見せ球として積極的に活用しながらも、ストレートでは三振を奪いに行かないという配球を徹底していた感がある。こうした点にも、山本ならではのクレバーな投球術と、適応能力の高さを感じさせることとなったが、そんな山本の持ち味を引き出す捕手ウィル・スミスについても、中継で解説をしていた元・千葉ロッテマリーンズの正捕手・里崎智也氏は「いいリードしてるよ、うん、いい」とそのリードを称賛。改めてバッテリーとしての完成度の高さを示すこととなった。
前回登板時の“想定外の大炎上”から一転、山本本来の実力をおぼろげながら垣間見せることとなったこの日の投球に、日本の野球ファンも大喜び。とりわけ、山本の古巣オリックス・バファローズのファンからは、「これでこそ由伸や!」「日本の沢村賞をナメたらあかんで!」「日本の投手四冠やぞ?貧打のカージナルスなんて抑えて当然や!」「さすが由伸」「今日が開幕と思うたらええよ」「藤浪かよ!」「だから前回の炎上は何かの間違いだとあれほど」「変化球が有効なのは証明できた」「最多勝もイケるで」「アンチを黙らせたな」といった様々な反響が巻き起こることとなった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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