【リーグアン】マルセイユ 0-2 パリSG(日本時間4月1日/ヴェロドローム)
あまりにも厳しすぎる判定に、ファンも納得がいかないようだ。パリSGのDFルーカス・ベラウドのタックルは確かにファウルだったかもしれないが、退場は厳しすぎるとして物議を醸している。
問題シーンはスコアレスで迎えた37分だった。マルセイユが自陣から前線に向かってラフなボールを蹴ると、これをFWピエール=エメリク・オーバメヤンが右サイドに流れながら収めようとした。すると、そこにベラウドがショルダータックルを敢行。オーバメヤンはサイドラインの外まで吹き飛ばされた。主審はすかさずホイッスルを吹いて、ファウルをイエローカードを提示した。
しかし、だ。その後にVARからの交信を受けて主審がオン・フィールド・レビューを実施。約40秒ほど映像を確認すると、イエローカードを取り消して、新たにレッドカードを提示したのだった。オーバメヤンが抜けていれば独走状態だたっため、いわゆるDOGSOでレッドカード対象になる「決定的な得点機会の阻止」と判定された可能性が高いが、まだハーフウェーラインを超えたばかりで、決定機と定義するにはかなり微妙だった。
これには当事者のベラウドも呆れ顔。判定を不服として異議を唱えたパリSGのDFダニーロにもイエローカードが出るなど荒れた展開となった。
この奇妙な判定シーンはSNS上でも取り上げられ、パリSG公式『X』のリプや引用には海外サポーターから「スキャンダルだ」「恥を知れ」「リーグアンの審判は本当に酷い」「一体何が起こったんだ?」「信じられない過ち」「欧州の試合で最大の詐欺だ。マルセイユおめでとう」など辛辣な声が並んだ。
さらに日本のファンからも、「これで退場なん?」「イエローじゃなくて?」「ありえんやろ」といった声のほか、「エイプリルフールでしたってベラウドが後半普通に出てきていいよ」といったコミカルなコメントも見られた。
微妙な判定で前半に退場者を出したパリSGだが、後半に2ゴール。マルセイユとのフランス・ダービーを制している。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)