【WRC】第3戦 サファリ・ラリー・ケニア(3月28日~31日)
世界最高峰のラリーで、土けむりをあげて疾走するラリーマシンの姿をなるべく近くでおさえようと奮闘する空撮ヘリの動きに注目が集まった。
世界ラリー選手権(WRC)の映像は、FIAをはじめとしたラリー関係団体が長い年月をかけてブラッシュアップしてきたもの。コース脇のカメラでマシンを追いかけるだけだなく、車内からドライバーの視点を捉えたオンボード映像、操縦するドライバーの顔を写すインカー映像など、さまざまな映像で構成されている。
話題のシーンは、サファリ・ラリーデイ3のSS(スペシャル・ステージ)12では、オィット・タナック(ヒョンデ)のタイムアタックが映し出された時の様子。サバンナに設置されたグラベル(未舗装路)のコースを土煙をあげて時速120キロ以上で疾走する迫力映像が映ると、瞬間的に、地上5mほどの低空を並走飛行するヘリコプターの姿が、地上カメラの画角に入った。
思わず、解説のピエール北川氏も「ヘリが低いところを飛んでますよ!」と言及。サファリの草原コースは、大きな起伏が少なく、建物などがコース脇を遮ることもないことから、ヘリも低空飛行でマシンに近寄って撮影できるのだが、迫力ある映像を撮るために危険を顧みず超低空飛行を敢行する撮影スタッフには頭が下がるものがある。
このヘリの姿を観た視聴者からも「ヘリ低空すぎ」「このカメラ凄いな」「ヘリすげえなw」「めっちゃ低いとこ飛んでる」など驚嘆するコメントが集まった。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)