【プレミアリーグ】リヴァプール2-1ブライトン(日本時間3月31日/アンフィールド)
リヴァプールMF遠藤航が、クリーンなファウルでピンチを未然に防いだ。ブライトンが仕掛けるカウンター攻撃に対して鋭い読みで立ちはだかったのは、日本代表MFだった。ファウルでピンチの芽を摘んだ遠藤航の的確な判断に、称賛の声があがっている。
45+2分に、遠藤の優れた危機察知能力を発揮するシーンが訪れた。リヴァプールはMFドミニク・ソボスライのスローインから、MFアレクシス・マカリスターを経由しFWルイス・ディアスへとボールを繋いだ。コロンビア代表アタッカーはABEMA解説の鄭大世氏も「上手い」と絶賛するほどのテクニックを見せながら、フリーのマカリスターへリターンパス。再びパスを受けた10番を起点にリヴァプールのポゼッションとなるかと思われたが、ブライトンMFヤクブ・モダーのプレスによりボールを失うと、一転してカウンターを受けるピンチになってしまった。
しかしこの危機を未然に防いだのが、サムライブルーのキャプテンであった。加入1年目の日本人アンカーは、ボールを受けたブライトンFWダニー・ウェルベックのドリブル突破を食い止めようとタックルを仕掛けた。結果的にファウルとなったものの、イエローカードの対象とならないクリーンなプレーでカウンターの危険を回避した素晴らしいプレーだったと言えるだろう。
元イングランド代表の突破を食い止めた遠藤のタックルにファンは「よく止めた!」「いいよ遠藤」「遠藤すげえ」と、クリーンなプレーでピンチを阻止した日本の“デュエル王”を称賛する声が上がっていた。
チームの守備を支えるプレーヤーとして、ピンチの場面ではカードに繋がりうる激しいプレーを見せる必要があるだろう。このシーンのような、クリーンかつ警告なしで失点の危機を防げるプレーができることは、チームの要となるアンカーの選手にとって重要なことかもしれない。
(ABEMA/プレミアリーグ)