【明治安田J1リーグ】浦和レッズ 2-1 アビスパ福岡(3月30日/埼玉スタジアム2002)
キックの名手である西川周作に少しでもストレスを与えようと思ったのか。アビスパ福岡のFWジャハブ・ザヘディが浦和レッズのGK西川周作のパントキックの際に足を出してファウルに。これにはファンからも「何回やんねん」「カードカード」と抗議の声が相次いだ。
問題のシーンは浦和が0-1とリードされて迎えた47分だった。福岡のCKを浦和の元日本代表GK西川が見事にキャッチ。左サイドの前線へ蹴り込もうと得意のパントキックをした瞬間、画面から見て西川の左側から福岡のFWジャハブ・ザヘディが左足を伸ばしてラダーキックで妨害。これによりボールの軌道は変わり、西川は両手を広げて抗議のジェスチャー。審判の笛が吹かれると、ジャハブ・ザヘディは「違う違う」と何か抗議するジェスチャーを見せたが、ファウルの判定となった。
これには実況を務めた小松正英氏が「前半も西川が蹴ろうとしたところをコースに入った場面がありました」と繰り返しの行為だったことを説明。解説を務めた水沼貴史氏は「キックモーションに入ったら何もしてはいけないですよね」とコメントし、ファウルの正当性について言及した。
このプレーにはファンからも「ノーノーじゃねーよw」「何回やんねん」「なにしてん」「あれファールにするならイエロー確定のヤツでしょ」「なんでノーカードだったの?」「カードださんと」「ザヘディは西川にちょっかい出したり駆け引きのプレーもしながら自分に流れを持っていこうとするタイプぽい」とカードが提示されていないことに対する疑問の声が散見された。
試合は浦和が65分にDF渡邊凌磨のゴールで同点に追いつくと、73分にはFWチアゴ・サンタナがPKを決めて2-1で逆転勝利。これで浦和は開幕戦のサンフレッチェ広島戦での敗戦以降、4試合連続負けなしで勝ち点8でリーグ8位に浮上。マティアス・ヘグモ新監督のサッカーが徐々にチームに浸透しつつあるようだ。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)