【ブンデスリーガ】バイエルン 0-2 ドルトムント(日本時間3月31日/アリアンツ・アレーナ)
バイエルンのMFジャマル・ムシアラが危険なタックルに遭い、サポーターも怒り心頭だ。ドイツ代表の天才ドリブラーは2人がかりの徹底マークで挟み撃ちされ、足裏で削られてしまったのだ。これにはファンも「俺らのムシアラ様になにしてくれとんじゃ!」と怒りを露わにし、見逃していた主審も謝罪している。
31分だった。敵陣左サイドでボールを受けたムシアラだが、ドルトムントのMFエムレ・ジャンとDFユリアン・リエルソンに素早く寄せられてしまう。挟み撃ちにあったムシアラは、悶絶してピッチに倒れ込んだ。
しかしファールの笛は鳴らず、30秒ほどプレーが続いた。リプレイ映像で見ると、ムシアラはリエルソンに左足のふくらはぎから足首あたりを完全に踏まれていた。
このシーンに怒り心頭だったのが、バイエルンのファンだ。SNSには「主審どこに目つけとるんやムシアラがっつり踏まれてたぞ」「最近ムシアラがえぐい削られ方してて泣けるわ。」「俺らの大事なムシアラ様になにしてくれとんじゃ」「ムシアラがいなくなったら終わる」「レッドカードだろ」「信じられほどお粗末な判定」などの言葉が溢れた。
しかも試合後には、ハーム・オスマース主審が誤審を認めている。「あの場面で私は、ジャンの動きに集中しており、リエルソンの動きは見えていなかった。ムシアラには申し訳なかった」と語り、レッドカードだったかと問われると「濃いイエローカードだっただろう」と明言を避けた。
この試合でリエルソンは攻守で躍動し、83分には見事なシュートで追加点。ムシアラへのラフプレーでイエローカードかレッドカードが出ていれば試合の流れも大きく変わっていた可能性が高いだけに、かなり大きな誤審だった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)