【WWE】RAW(4月1日・日本時間2日/ブルックリン)
GMの肝いりで用意された屈強な男たち8人による「セキュリティの壁」が、女子王者レスラーによってバッタバッタとなぎ倒される悲惨な光景が展開され、あまりの衝撃KOシーンに「大男たちが…」「犠牲者が…」放送席が絶句した。
WWE『RAW』は4月6日(日本時間7日)に開催される「レッスルマニア」を前に女子戦線も大荒れ。大一番を前にセキュリティが厳戒態勢のなか、WWE女子世界王者が大暴走を開始。大男たちを次々と駆逐する衝撃のシーンが展開された。
「レッスルマニア」では“マミー”こと王者リアとベッキー・リンチのタイトル戦が決まっているが、この日は挑戦者のベッキーがリングに登場「ここで今すぐやってやる。とっとと出てこい」と血気盛んなマイク。
しかしことを荒立てたくない『RAW』GMのアダム・ピアースは現場監督の立場から「今日は試合はやらないよベッキー、レッスルマニアを台無しにするわけにはいかない」とやんわり制止。ランウェイに多数のセキュリティを集めて「お前ら揉めるなよ」というメッセージを発する。
念には念をで強面の巨漢セキュリティ8人を用意したピアースは自信満々で「リングから出てくれ」と語気を強めてベッキーに警告。事態が収まるかに見えたが、あろうことかテーマ曲とともにリアが登場してしまう。
ピアースはセキュリティと立ちはだかり「ダメだレッスルマニアまで待ってくれリア」と最恐女子王者を説得するが、もはや常識が通用する相手ではない。一瞬「しょうがないわね…」と諦めたフリから、WWE世界女子ベルトをピアースにぶん投げて進撃を開始。次々と巨漢セキュリティにぶち当たりビッグブーツなどをかましてあっさり振り切ると、リングへまっしぐら。
実況の清野茂樹アナウンサーも「犠牲者が…」と唖然すると、解説の「週刊プロレス」井上光記者も「大男たちが…」言葉を失った。
駆逐されるセキュリティがバッタバッタ倒れる吉本新喜劇のような状況にファンからは「マミーかっけーな」「このいかつさがカッコいい」と賞賛する声と、8人も用意しながら全く役に立たないセキュリティ軍団に「突破した」「何の意味もなかった」「屈強な男たちが…」「まあそうなるわな」など、もはや「数あれど仕事をしない」もしくは「駆けつけるが乱闘には間に合わない」で定評のあるセキュリティに期待する声は皆無。
そして、この日のセキュリティたちはリア以上に荒ぶるベッキーに手を焼いた。リング内でのリアとの喧嘩に割って入るとエグいヒザ攻撃を喰らって2人が次々と悶絶するなど、散々な結果となってしまった。(ABEMA/WWE『RAW』)
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