【ベルギーリーグ】メヘレン 2-3 シント=トロイデン(4月6日/アクテル・ド・カゼルヌ)
途中出場したシント=トロイデンの日本代表MF伊藤涼太郎が、チームの反撃の狼煙をあげる追劇弾を決めてみせた。流れるような崩しからボックス内に侵入し、ゴール左隅に強烈なシュートを叩き込むと、ファンからは「さすがすぎる」「クール」と絶賛の声が挙がっている。
注目のシーンはシント=トロイデンが0-2と苦しい局面で迎えた66分だった。左サイドから敵陣中央でボールを受けた伊藤は、華麗なターンから相手選手2人を引き付けて逆サイドへ展開。そのままボックス中央へ走り込むと、フリーの状態でリターンパスを受けて、最後はゴール左隅へ強烈なシュートを叩き込んだ。
この見事なゴールに、ファンからは「さすがすぎる」「クール」「えぐいわ」「出世していきそうな予感」「やっぱいいっすわ」「素晴らしいとしか言葉でない」「全盛期の香川を彷彿とさせるプレー」とSNS上で絶賛の声が多数投稿された。
しかし、この追撃弾では決して満足しない。貪欲に追加点、勝利を求めたチームは大きなセレブレーションはなく、すぐにプレーを再開した。
伊藤はこの試合で89分にも値千金の逆転ゴールを決め、今シーズン6ゴール目を記録。試合は3-2でシント=トロイデンが見事な逆転勝利を収めた。
1月1日に国立競技場で行われた『TOYO TIRES CUP2024』タイ代表との一戦で日本代表デビューを飾った伊藤。しかし、前半45分での交代となり「実力不足だった」と自身のデビュー戦を振り返っていた。再び日本代表に選出されてその悔しさを晴らすことができるのか、ベルギーの地で好調を見せる日本のファンタジスタから今後も目が離せない。
(ABEMA de DAZN/ベルギーリーグ)