自民党の裏金問題で安倍派、二階派の議員ら39人が処分された。
森喜朗元総理は98年から8年間派閥の会長で、すべてを知っていそうな森氏に野党からは「聴取せよ」と大合唱が起きたが、岸田文雄総理は「私自身として森本総理に電話で連絡を取らせていただき、具体的な森元総理の関与を確認することは何もなかった」と、電話で確認をしたと発言した。
政治ジャーナリストの青山和弘氏は「森氏に関与について話をききたいということではなく、処分の内容を伝えたいんですという別の理由で電話をしている。『関与してないですよね』ぐらいのことを聞いて、済ませてしまっている。電話したなんて岸田さんは偉そうなことを言っているけど、結局森さんに逆らえない。しかもその場で森さんの子分である萩生田さんの罪は軽くしろよと念をおされて、軽くせざるを得なくなっている」と解説した。
千原ジュニアが「逆らうとどうなる?」と質問を投げかけると「100人いた派閥が全部敵に回っちゃうと岸田総理はすでにダメだとは言われているが、本格的にダメになっちゃう」と、厳しい状況が待ち受けているとして「岸田氏は、まだそれでも長期政権を狙っているので、自民党総裁選で勝ちたいと思っている以上、安倍派はだいぶ倒したんだけど森氏の影響力、そしてそれを使う萩生田氏は残したという形」と内情を説明した。
森氏を証人喚問するかについて青山氏は「本当は要求すべきだが、野党も森氏に世話になっている人が多い。早大雄弁会という、政治家をいっぱい輩出したサークルにいて、その人脈は野党にも張り巡らされている。だからけっこう野党からも森氏の証人喚問の声って本格的に上がってない。だから岸田総理は森氏に逆らえない」と、森氏の影響力について語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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