【プレミアリーグ】マンチェスター・ユナイテッド2-2リヴァプール(4月7日/オールド・トラッフォード)
”デュエル王”遠藤航がリヴァプールの”ファラオ”と好連係をみせた。右サイドに流れていた日本代表MFがエースのサラーにボールを預けると、ワンツーでリターンパスが届いた。この巧みなパス交換で相手のマークを外し、前進することに成功している。
スコアレスで迎えた20分にリヴァプールが自陣の右サイドでスローインを獲得した。
このスローインを引き取りに行った遠藤航はダイレクトで前にいたモハメド・サラーへとパス。するとエジプト代表FWはフリーで動き出していた日本代表MFに丁寧なワンツーでパスを返した。
この両者のパス交換でマンチェスター・ユナイテッドのマークを完璧に外すことに成功すると遠藤は左サイドへとパスを展開。これが左SBのアンドリュー・ロバートソンへと通り、右サイドから左サイドという幅を使った攻撃で一気にマンチェスター・ユナイテッドゴールに迫った。
31歳同士のパス交換はこの場面以外にも何度か見られており、両者の好連係が光るシーンも多い。このようなスローインの局面では中央の遠藤が右サイドに寄ることで数的優位を作り出すことができ、そこからフリーの左サイドに展開するというのはあらかじめ狙っていた形だろう。当たり前のようなパス交換からスムーズなサイドチェンジを演出した彼らの関係性を今後の試合でも見守っていきたい。
(ABEMA/プレミアリーグ)