【明治安田J1リーグ】横浜F・マリノス 2-0 G大阪(4月10日/日産スタジアム)
現役慶應大生、19歳の若きストライカーがファーストプレーでファンを虜にした。Jリーグデビューを飾った横浜F・マリノスのFW塩貝健人が、相手DFとファウルを巡って両者睨み合いに。しかし臆することなく、逆に相手を突き飛ばすなどヤンチャっぷりを見せるとファンからは「あの闘志いいぞ!」「将来がとても楽しみな逸材」と応援するコメントが溢れた。
現在慶應大学2年生の塩貝だが、すでに2027シーズンから横浜FMへの加入が内定しており、今季は特別指定選手としてトップチームに登録されている。すると、ACLとJリーグ合わせて6連戦中の4試合目、ガンバ大阪戦の66分からピッチに立ち、Jリーグデビューを果たした。
投入直後の67分、塩貝にとってファーストプレーはファンの心を掴む闘志溢れるシーンだった。
右ウイングに入った塩貝は、ボールを持ったG大阪のDF黒川圭介が背を向けた瞬間に猛烈なスピードでプレス。相手にピッタリとくっついて、2度、3度とボールをつついたところで、相手を抱えてしまいホイッスルが吹かれた。
このプレーに黒川は激怒。ポジションに戻ろうとする塩貝に対して、怒りの表情で言葉をかけると塩貝も応戦、左手を伸ばして黒川をど突いてみせるなどルーキーとは思えないヤンチャっぷりにあわや一触即発の事態へ。すかさず主審がホイッスルを鳴らしながら近寄り、お互いに注意を与えた。
このシーンについて解説を務めた元日本代表DFの坪井慶介氏は「いいプレーですね。気も強そうですね。いいですね!寄せの鋭さは素晴らしく、離れない。もちろんファウルではありますけど、ファーストプレーの気合を感じますね」と大絶賛した。
塩貝は試合後「ファーストプレーはちょっと熱くなりすぎたのが反省です」と反省の弁を述べているが、SNS上では「塩貝いいね!」「最初から気持ち入ってていい!」「良すぎるマジでこれから楽しみ」「あの闘志いいぞ!」とファンたちが反応。闘志あふれるヤンチャな若武者への期待は高まる一方となった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)