【ヨーロッパリーグ】リヴァプール0-3アタランタ(4月12日/アンフィールド)
リヴァプールの日本代表MF遠藤航が見せたワールドクラスの危機察知能力に、解説を務めた元日本代表DFも思わず唸り声を上げた。視聴者からも「遠藤ナイス」「ナイスクリア」と賞賛されている。
53分、アタランタのサイド攻撃を遠藤が見事カバーしてみせた。アタランタのFWチャールズ・デ・ケテラエルがサイドのスペースに抜け出してボールを引き取ってキープした後、MFトゥーン・コープマイネルスにバックパスを出した。サイドの大外でボールを持つオランダ代表MFは、縦にドリブル突破してグランダーのクロスを送ったものの、このボールを遠藤にクリアされた。
一見すると何気ない守備対応のシーンだったが、解説の坪井慶介氏は「これ遠藤、何気ないクリアだと思うんですけど、コナテが(サイドのスペースに)引っ張られたじゃないですか。そこのところ、危険なところを察知していますよね。いいプレーだと思います」とコメント。コナテがあけたスペースのカバーに入った日本代表MFを絶賛している。確かにアタランタ所属FWジャンルカ・スカマッカがニアのスペースに飛び込んで来ており、遠藤がいなければ危険な場面だった。
この日の遠藤は76分までプレーして、攻守に顔を出し続けた。しかし日本代表MFの奮闘虚しく、この試合はホームのリバプールが0-3で敗れてしまっている。
(ABEMA de WOWSPO/ヨーロッパリーグ)