【チャンピオンズリーグ】パリサンジェルマン2-3バルセロナ(4月11日/パルク・デ・プランス)
【映像】エンバペに退場レベルの“殺人タックル”が炸裂した瞬間
バルセロナからするとジャッジに救われた場面だった。こぼれ球にいち早く詰めたFWエンバペに対して、DFカンセロが理不尽なタックルを敢行。フランス代表FWを派手に吹き飛ばす危険なプレーだったが、その前にオフサイドがあったため該当のタックルは見逃されている。
スコアレスで迎えた28分、パリ・サンジェルマンが敵陣に攻め込むと、ボックス内でイ・ガンインが左足で強烈なシュートを放った。
韓国代表MFのシュートはバルセロナGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンがファインセーブで防いだが、そのこぼれ球がいち早く反応したキリアン・エンバペの元へ。これに対して彼にボールを渡さまいと、バルセロナDFジョアン・カンセロもセカンドボールに反応して足を出した。
結果的にこのアタックが強烈なタックルとなってしまい、まともに足を刈られたエンバペはその場で悶絶。パリ・サンジェルマンがPKを獲得したと思われた。
しかし、判定はオフサイド。イ・ガンインがシュートを放ったタイミングでエンバペはバルセロナの最終ラインよりも前の位置にいたため、副審の判定は正しかった。
ルール上はその後のファウルはノーカウントとなるため、カンセロのタックルもなかったことに。その一方で彼のプレーが危険だったことには変わりない。これにはファンからも「ファウルの基準がわからん」と、疑問の声が寄せられた。
なお、この試合でパリ・サンジェルマンは2-3の敗戦を喫している。仮にこの場面でエンバペがオンサイドの位置からセカンドボールに反応してPKを獲得していたら、また違った試合展開になっていたかもしれない。
(ABEMA de WOWSPO/チャンピオンズリーグ)