【ラ・リーガ】カディス 0-1 バルセロナ(日本時間4月14日/エスタディオ・ラモン・デ・カランサ)
スタジアム騒然のオーバーヘッドのゴールが炸裂した。バルセロナのジョアン・フェリックスが見せたスペクタクルかつ超絶ゴラッソにはファンも「しびれた!」と大興奮だ。
37分に素晴らしいゴールが生まれた。バルセロナのコーナーキックの場面、マルコス・アロンソが左足で内巻きのクロスを供給すると、ニアでカディスDFが触れたボールはファーに流れた。そのボールに反応したのがポルトガル代表FWだった。軌道はややフェリックスの位置からずれたものの、バックステップを踏んでポジショニングを調整した後、浮き球をオーバーヘッドキックで合わせて、見事にネットを揺らしてみせた。
カディスのGKヘレミアス・レデスマは、この予想外のシュートにはわずかに反応しただけでほぼ見送るような状況だった。さらには、フェリックスとこぼれ球を競り合っていたDFイサ・カルセレンはハイキックを主張したかったのか、頭を抑えてその場でうずくまっていたが、リプレイ映像では頭部への接触は確認できなかった。もはやなす術がないゴラッソだけに“当たったふり”でファウルを主張したかったのかもしれない……。
このゴラッソには本人のみならず、チームメートも大きな歓喜の輪をつくり、スタジアムも熱狂。ラ・リーガ公式SNSなどで世界中で拡散されるシーンとなったが、日本のファンも「これはヤバい!」「しびれた!」と、才能あふれる24歳を賞賛した。
スーパーゴールを決めたポルトガルのスター選手は今季、アトレティコ・マドリードからローンで加入しており、リーグ戦で7ゴール3アシストを記録。この試合はフェリックスが決めた一撃が唯一の得点となり、バルセロナに勝ち点3をもたらした。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)