【ヨーロッパリーグ】ローマ 2-1 ミラン(日本時間4月19日/スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ)
これぞ“怪物”というプレーだった。ローマのFWロメル・ルカクがマッチアップしたミランのDFマッテア・ガッビアを自慢のフィジカルで吹き飛ばすと、自らもその余波を受けて大きくバランスを崩した。それでも立ち上がってボールをキープする体幹の強さにファンも驚きを隠せない様子だった。
インテル時代からミランと“因縁”があるルカクが、まさに重戦車のような異次元のフィジカルの強さをみせた。ローマが1-0とリードして迎えた22分にMFロレンツォ・ペッレグリーニからのパスを前線で呼び込んだベルギー代表は、ミランのガッビアとマッチアップ。ガッビアも185cm・78kgと決して細身の選手ではないが、フィジカルモンスターの前では壁とならなかった。
ルカクはシンプルな身体のぶつけ合いガッビアを吹き飛ばすと、その余波を受けて自らも大きくバランスを崩した。通常であれば転んでもおかしくなかったが、完全に倒れる前に再び立ち上がってボールをキープした。
直後の切り返しからのパスは相手にクリアされたが、そのこぼれ球を拾ったFWパウロ・ディバラが見事なコントロールシュートを決めてローマにダメ押しのゴールが生まれた。
この場面について、解説の北澤豪氏は「いやー、ルカク強かったですね。そして切り返しも上手かったです」と、ベルギー代表FWの異次元のキープ力とその後のチャンスメイクを大絶賛した。
さらにファンも、「ルカク強すぎるだろw」「倒れてたのに倒れてなかったw」「ルカク最強」「ルカクがルカクってディバラがディバラった」「ガッビアが死ぬって…」と、強すぎるフィジカルと体幹に驚きを隠せない様子だった。
ローマはこの試合に2-1で勝利し、2試合合計3-1でミランに勝利。イタリアのライバルを破ってEL準決勝進出を果たした。ローマは直近2シーズン連続で欧州コンペディション決勝進出を果たしており、3シーズン連続でのファイナル進出に期待がかかる。
(ABEMA/WOWSPO/ヨーロッパリーグ)