【明治安田J1リーグ】湘南ベルマーレ 0-1 ヴィッセル神戸(4月20日/レモンガススタジアム平塚)
好プレーかファウルの見逃しか、紙一重のプレーにファンの意見も分かれた。ヴィッセル神戸DF山川哲史が、湘南ベルマーレFWルキアンの突破を阻んだシーンで、体を入れ替えた際に山川の肘がルキアンを捉えているようにも見えることから、ネット上ではファンがさまざまな反応を見せた。
ゴールレスで迎えた71分だった。湘南のカウンターを浴びる神戸は、山川が自陣右サイドでルキアンと1対1となった。山川は無理に飛び込まず、ジリジリと距離を詰めながらルキアンが縦に突破を仕掛けようとボールを蹴り出したタイミングでうまく体を入れてブロック。両者が接触して転倒したことでボールはそのまま流れて、神戸のGKで試合が再開となった。
解説を務めた福田正博氏は「間合いの詰め方が絶妙でしたね。スピードがある選手に対して、下がってしまうと置いていかれる。すっと間合いを詰めて、縦に出たところで走りコースに体を入れた。しっかりと寄せていたことでファウルにはならない。腕が当たりましたが、これはレフェリーもファウルを取らない」と解説。山川の間合いの詰め方、体の入れ方などを称賛した。
福田氏も指摘したように、リプレイで確認すると山川の肘がルキアンを捉えているように見える。そのためネット上では「腕使ってるやん」「これでファウルじゃないの?」「肘入っとるやないか」とファウルを主張する意見と「完璧な対応でしょ、素晴らしすぎる」「神ディフェンスやな」「体の入れ方うまいなー」と好守備を称えるコメントで意見が分かれた。
試合は後半アディショナルタイムに途中出場で復帰となった元日本代表FW大迫勇也を起点としたプレーから、元日本代表FW武藤嘉紀のゴールが決まり、神戸が敵地から勝ち点3を持ち帰っている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)