【明治安田J1リーグ】 FC東京 1-2 FC町田ゼルビア (4月21日/味の素スタジアム)
19歳の超新星が、まるで三笘薫を彷彿とさせるステップで相手を翻弄した。FC東京のFW俵積田晃太が、切れ味鋭いドリブルで左サイドを突破してクロス。これにはファンも「キレッキレですわ」「観てておもしろい」と大興奮の様子となった。
注目のシーンはFC東京が1-2と追いかける展開で迎えた38分だった。敵陣左サイドでボールを受けた俵積田がゆっくりとドリブルを開始する。相手DFを左右に揺さぶると、独特のステップと間合いで完全に相手の重心をずらして一気に縦へ突破。最後はゴールラインを割るギリギリでマイナスにクロスをあげてチャンスを演出して見せた。
解説を務めた播戸竜二氏はドリブルで揺さぶった時点で「すごい!」と叫ぶと、合計5回も「すごい!」と思わず叫ぶほど俵積田のプレーに度肝を抜かれていた。
このプレーにファンは「キレッキレですわ」「観てておもしろい」「三笘レベルに達する選手になると確信してる」「重心移動とステップが三笘みたいやった」「戦術俵積田」「町田のディフェンス相手にドリブルでボコボコにしたの凄すぎる」「代表に呼んでほしい」「今日は三笘みたいになってる」と三笘薫に姿を重ねる声がSNSで相次いで投稿された。
俵積田は2004年生まれの現在19歳。FC東京U−18在籍中の2022年2月にトップチームに2種登録選手として登録されると、2023年から正式に昇格した。今シーズンはここまで川崎戦を除くリーグ戦8試合に出場し、直近4試合はスタメン出場。今やFC東京の主力としてチームの攻撃に欠かせない存在となっている。
試合は惜しくも1-2でホームFC東京が敗戦。悔しい結果となってしまったが、スタジアムに駆けつけたファンは俵積田のドリブルを目の当たりにし、今後に期待を抱いたに違いない。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)