【ラ・リーガ】R・ソシエダ0-1レアル・マドリード(4月27日/レアレ・アレーナ)
悔しさのあまりに出た本音だったのかもしれない。ソシエダの日本代表FW久保建英が、古巣であるレアル・マドリード戦に出場し、幻のゴールを決めるなど躍動。しかしチームは0-1で敗れたこともあって、試合後のインタビューで語った内容がマドリディスタたちを怒らせてしまった。
注目のシーンは0-1とソシエダが追いかける展開で迎えた31分だった。レアル・マドリードのMFオーレリアン・チュアメニがGKからボールを受けると、ソシエダのFWアンデル・バレネチェアがプレス仕掛けボールを突いた際に転倒。このこぼれ球を拾ったソシエダのFWミケル・オヤルサバルのシュートはDFに防がれるが、さらにこのボールを久保が拾うと、冷静に相手DFを1人かわし強烈な右足シュートを叩き込んだ。
しかし、ゴール直後にレアル・マドリードの選手が猛抗議。VARチェックが入ると、ソシエダのFWバレネチェアがボール奪取の際に、チュアメニに足をかけたとしてファウルの判定に。この結果、久保建英の同点ゴールは取り消しとなってしまった。
試合後、フラッシュインタビューに応じた久保は「残念だよ。勝利に値したと思う。こんな雨の中、日程の変更もあって残念なことばかりだったファンを思うと残念だ。ファンのサポートをすごく感じたよ」とファンを思いやる。さらに「僕はネットを揺らしたし、明らかな決定機もあった。正確性よりも運が足りなかったと思う。相手には1-2回くらいしか決定機がなく、僕らには6-7回あった。支配して上回っていたのは僕たちだった」と勝利に値したのはソシエダだと発言していた。
するとこの発言に対して、マドリディスタたちの怒りが爆発。「最も多くのゴールを決めたチームが勝利する。あなたのチームは0得点だ」「久保を売って、代わりにアルダを買った理由がわかる」「これがソシエダにいる理由。終わった選手」「恥を知るべきだ」と怒りのコメントが集まった。
現在はソシエダでプレーする久保だが、以前からスペインの複数メディアが報じているように、レアル・マドリードとソシエダの間ではある条項が盛り込まれている。それは、久保の移籍についてレアル・マドリードが優先的に交渉できる「先制拒否権」だ。
その条項があることで、たびたびレアル・マドリードへの復帰が噂されてきた日本代表アタッカーだが、果たして古巣に復帰することはあるのだろうか?
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)