【プレミアリーグ】ウェストハム2-2リヴァプール(4月27日/ロンドン・スタジアム)
リヴァプールの遠藤航が自らの役割を果たした。相手にカウンターを食らいそうな場面で日本代表MFはファウル覚悟のタックルで対応。結果的にイエローカードを貰ったが、解説を務めた林陵平氏も「失ってからチェックに行くまでが速いですよ」と評価している。
直近4試合のプレミアリーグで1勝2分1敗と大きく調子を落としているリヴァプール。そんな状況で遠藤航は今節ウェストハム戦で2試合ぶりに先発出場を飾り、いつも通り中盤の底でプレーした。
すると、スコアレスで迎えた30分に彼の持ち味の一つが発揮される。
リヴァプールが波状攻撃を仕掛けた展開で、ウェストハムMFモハメド・クドゥスが味方のクリアボールを収めて前を向いた。これに対して遠藤はファウル覚悟でもガーナ代表MFのドリブルを阻止。彼はUEFAヨーロッパリーグ(EL)の試合で自陣から独走ゴールを決めるなど、カウンターで強みを発揮する選手であり、プロフェッショナルファウルで強引に相手の攻撃を阻止した。
これには解説の林陵平氏も「失ってからチェックに行くまでが速いですよ」と、ファウル覚悟でドリブルを阻止したことを評価。ファンも「遠藤航対クドゥスがめちゃくちゃ見応えある!」「遠藤簡単に、クドゥスに前向かせなかったのは偉い」「クドゥスまじで上手いな」「遠藤にファールされても簡単にロストしない」「もはや暴力」「怖すぎるだろ」と、マッチアップした2人の攻防に見応えを感じているようだった。
遠藤はこのプレーでイエローカードが提示されたが、アンカーの選手としてはそのままカウンターを許してしまう方がダメージとしては大きい。「中盤でフィルターとなる」という、彼の役割はしっかりと果たしたと言えるだろう。 なお、試合は2-2の引き分けに終わっている。
(ABEMA/プレミアリーグ)