【プレミアリーグ】エヴァートン 1-0 ブレントフォード(日本時間4月28日/グディソン・パーク)
エヴァートン・ファンの少年少女は、この日の出来事を一生忘れないだろう。ホームで勝利した試合後、エヴァートンのGKジョーダン・ピックフォードが、スタンドで観戦していた子供たちにユニフォームとキーパーグローブをプレゼント。試合を見ていたファンも、守護神の優しい振る舞いに心を打たれている。
1-0でエヴァートンがブレントフォードに勝利した試合終了後、ピックフォードがスタジアム全体を笑顔に変えた。仲間たちがピッチ上で健闘を称えるなか、イングランド代表GKは子どもたちが待つゴール裏のスタンドへ駆け寄った。そして、試合で着用していたユニフォームを女の子へ、キーパーグローブを父親に抱かれていた男の子へプレゼントしたのだ。
本人から受け取った子どもたちは大興奮の様子で笑顔を見せ、男の子はグローブを上に掲げてガッツポーズ。その一連の出来事を見ていた周囲のサポーターも、ピックフォードに拍手を送った。この試合後の小さなイベントを受けてABEMA解説の粕谷秀樹氏は「これは一生の宝物だ」とコメント。傍若無人なイメージが強く、ピッチ内外でトラブルを起こしがちな悪童ピックフォードの意外な一面に感心していた。
ピックフォードはこのブレントフォード戦で、50分に近距離シュートをビッグセーブで阻止するなど守備の要として勝利に貢献。今季のクリーンシート数を12に伸ばし、プレミアリーグ全体でも2位に位置している。財務違反による勝点剥奪もあり一時は降格圏に沈んでいたエヴァートンだが、ピックフォードの安定した活躍もあり、35節終了現在で残留圏内の15位にまで浮上している。
(ABEMA/プレミアリーグ)