【明治安田J1リーグ】アビスパ福岡 1-0 ガンバ大阪(5月3日/ベスト電器スタジアム)
博多の森で世界に衝撃を与える超絶ゴラッソが生まれた。アビスパ福岡FWシャハブ・ザヘディがおよそ70メートルの超ロングシュートを決めた。規格外の一発にファンたちも「今年のベストゴール」「これはワールドクラス」と大絶賛となった。
注目のシーンはゴールレスで迎えた22分だった。自陣で相手がスローインからプレーを再開させた場面で、佐藤凌我がボールを突いて福岡がボールを回収。このボールを拾ったイラン代表ストライカーは右足でワントラップして前を向くとすかさず左足を一閃した。
約70メートルの位置から放たれた一撃は大きな弧を描き、飛び出していたGK一森純の頭上を超えると、ワンバウンドしてゴールネットへ。スタジアムが大歓声に包まれる超絶ゴラッソとなった。
解説の増川隆洋氏は「もう黙らされましたね。ボールが入った瞬間に顔を上げてGKの位置を確認していました。しっかり決め切る能力は褒めるしかないですね」と大絶賛となった。
ザヘディは試合後のフラッシュインタビューでこのゴールを振り返り「勝つことができて嬉しい。ここまで積み上げてきたハードワークからの勝利だった。ホームで勝てて嬉しい。ゴールはシュートを打つ前にGKの位置を見ていた。そこを見て、よくシュートすることができてよかった」とコメント。手応えのある一発だったようだ。
このスーパーゴールについてSNS上でも大盛り上がり。「今年のベストゴール」「これはワールドクラス」「笑うしかない」「福岡史上最高ゴール認定です。」「とんでもないなw」「ワンステップで蹴ったこともやけどこれをする決断力と実現力がストライカーすぎる」など称賛の声で溢れている。
今シーズンから福岡に加入したザヘディは、ここまでリーグ戦8試合に出場し6ゴールと、ストライカーとして十分に能力を発揮。しかし所属元のゾリャ・ルハンシク(ウクライナ)がロシアとウクライナの戦争によって影響を受け、FIFAの特別措置によりチームとの契約が一時停止された措置を受けて福岡への加入となっている。そのため契約期間は6月30日までとなっており、ファンの間では「6月以降もアビスパに残って」「せめて今シーズン中は残ってください」「アビスパを助けてくれー」と言った声が上がっている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)