【プレミアリーグ】アーセナル 3-0 ボーンマス(日本時間5月4日/エミレーツ・スタジアム)
冨安健洋が見事に攻撃のスイッチを入れた。アーセナルの日本代表DFがボーンマス戦で、敵を誘い込みながら味方を誘導して効果的なパスを披露。これにはファンも「攻撃で結構目立ってるな」「今のパス最高」と絶賛する声が挙がった。
注目のシーンは、アーセナルが1-00とリードして迎えた57分だった。左サイドのハーフウェーライン付近で自陣からのパスを受けた冨安は、前線の動きを確認しながら持ち運ぶ。するとタッチライン際に位置するFWレアンドロ・トロサールに対して内側に入るように右手で指示。トロサールは内側へ入るとタイミング良く冨安から右斜め前でボールをもらい、相手2人を一気にかわすことに成功した。
アーセナルの攻撃にスイッチが入ると右サイドを崩し、最後はボックス内まで走り込んだ冨安がクロスをヘディングで折り返しゴール前へ送る。これは惜しくも相手DFにクリアされるが、冨安のパスを起点にゴール前に攻め込みCKのチャンスを獲得した。
解説を務めた林陵平氏は、「冨安とトロサールの関係性が良かったですよね。冨安が中に入っていくトロサールを見て、そこに置いてあげてカットインする形で待ち合わせしましたね」とプレーを解説。2人の関係性から生まれた攻撃だったと決定機創出を評価した。
このプレーにはファンも興奮。SNSには「冨安のトロサールへのパスよ」「冨安さん今日攻撃で結構目立ってるな」「おー、冨安とトロサールでその受け渡しできるのか」「完璧すぎるぞしかもトロに指示出してたし」「攻守に効いてるな」「今の冨安マジで凄かったな……」「冨安指示出しからのパス出して動き直しってめっちゃスムーズで良かったね」など、トロサールとの関係性や冨安のパスについて称賛する投稿が目立った。
試合はアーセナルが自慢の攻撃力を発揮し3-0でボーンマスに勝利。3試合連続でスタメンを張った冨安はフル出場で勝利に貢献している。20年ぶりのプレミアリーグ制覇に向けてアーセナルは、次節は日本時間5月13日にマンチェスター・ユナイテッド戦に臨む。
(ABEMA/プレミアリーグ)