【明治安田J1リーグ】サンフレッチェ広島 2-3 名古屋グランパス(5月6日/エディオンピースウイング広島)
公式記録員も間違えるほど大混戦から生まれたゴールにスタジアムが騒然となった。ネットを揺らしたのは名古屋FW永井謙佑か?FWユンカーか?それともブロックに入った佐々木翔のオウンゴールか? 何度もプレー映像を確認してもわからないシーンにファンも「これって誰のゴール?」と困惑した。
注目のシーンは2-2で迎えた84分だった。途中出場の永井が、前線に出されたロングボールに反応。ボックス内に侵入し、胸トラップでコントロールしてシュートを放つが、ここはDF塩谷司のブロックに阻まれた。
これでボールがこぼれたところに、永井、さらにはユンカーが詰める。広島も佐々木がクリアしにかかるが、最終的にボールはゴール方向に向かって大きな弧を描いて飛んでいくと、GK大迫敬介の手を掠めてネットを揺らした。
待望の勝ち越しゴールに永井もユンカーも揃って満面の笑みを浮かべる。対する広島にとってはアンラッキーなゴールとなり、塩谷が膝から崩れ落ちサポーターも沈黙した。
このシーン、誰がゴールを決めたか分かりづらい状況だったため、実況の江本一真氏は「なんということでしょうか!交代で入ってきたユンカー、永井。どちらかのゴールではない、2人のストライカーで取った1点」と伝えていた。さらに直後の公式記録では永井のゴールが記録されていた。
しかし、ピッチレベルから映された映像のリプレイが加えられると、こぼれ球に最初に反応したのは永井で、つま先に当てたボールが佐々木の足に当たって浮き上がる。そのボールがそのままゴールネットを揺らしており、公式記録も佐々木のオウンゴールとなった。
このゴールシーンはSNS上でも取り上げられ、「これって誰のゴール?」「ごちゃごちゃでわからんw」「永井のゴールなん?」と困惑。「もうユンカーと永井のゴールでええやろ」「名古屋の得点ということで」などのコメントも見られた。
結局このゴールが決勝点となり、名古屋はリーグ戦の連敗を2でストップ。対する広島は5試合ぶりの白星とはならなかった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)