2024年4月から放送されたテレビアニメ『怪獣8号(かいじゅうはちごう)』。原作は松本直也(まつもと なおや)氏が「少年ジャンプ+」で連載している漫画です。
▶言葉を話した“怪獣9号” 7話
▶人間に化けている“怪獣9号” 4話
幼馴染と約束して、怪獣を討伐する防衛隊員を目指していた日比野カフカ(ひびの カフカ)ですが、謎の小型怪獣によってカフカの体が怪獣化し、憧れていた防衛隊から「怪獣8号」として敵視される存在になってしまうストーリーです。
この記事では『怪獣8号』に登場する強力な怪獣「怪獣9号」のプロフィールや声優情報をまとめています。
目次
- アニメ『怪獣8号』のストーリー
- 怪獣とは?本獣と余獣の違いは?
- アニメ『怪獣8号』怪獣9号とは?目的や正体は?
- アニメ『怪獣8号』怪獣9号の声優・吉野裕行さんとは?
- 怪獣9号の強さは?
- アニメ『怪獣8号』怪獣9号が変身している人間は?
- まとめ
アニメ『怪獣8号』のストーリー
主人公の日比野カフカは怪獣を討伐する日本防衛隊に入る夢を諦めて、防衛隊が倒した怪獣の後片付けをする清掃業者「モンスタースイーパー」で働いていました。ある時、防衛隊を目指している後輩のアルバイト・市川レノ(いちかわ レノ)から、防衛隊の募集年齢が引き上げられてカフカの年齢でもまた試験が受けられることを教えてもらいます。
カフカは防衛隊に入る夢に再チャレンジすることを決めますが、謎の小型怪獣がカフカの口に入ったことでカフカの体が怪獣化して、防衛隊から「怪獣8号」と呼ばれて敵視される存在になってしまいました。防衛隊の試験を受けられるのは年齢的にも最後のため、カフカは怪獣であることを隠しながら防衛隊の試験に挑戦します。
2024年4月13日からTVアニメの放送がスタート。最終話放送後には続編の制作決定が発表されました。アニメのシリーズ構成と脚本は『コードギアス 反逆のルルーシュ』などの大河内一楼(おおこうち いちろう)さんです。
怪獣とは?本獣と余獣の違いは?
怪獣は地震のように突発的に発生します。メインで発生した怪獣は「本獣」と呼ばれていて、付随して発生した本獣よりも弱い怪獣を「余獣」と呼びます。
怪獣の強さや危険度は「フォルティチュード」と呼ばれる指標が用いられています。物語序盤で亜白ミナ(あしろ ミナ)が倒した大型怪獣のフォルティチュードは6、防衛隊員選別試験の最終審査でカフカが怪獣8号に変身した際にはフォルティチュード9.8を記録しました。
識別怪獣とは
怪獣が特別に強大であったり、討伐が難航した場合は討伐庁が呼称するために「怪獣◯号」のようにコードネームが付けられます。カフカが変身した怪獣は、防衛隊が発足してから初の未討伐怪獣となり「怪獣8号」というコードネームが付けられました。
アニメ第2話では、テレビのキャスターが「防衛隊がコードネームを付けた8体目の怪獣となりました」と発言していて、コードネームが付けられる識別怪獣の数はさほど多くないことが分かっています。
アニメ『怪獣8号』怪獣9号とは?目的や正体は?
怪獣9号は、防衛隊員選別試験の最終審査終了後に突如として現れて、四ノ宮キコル(しのみや キコル)を襲った怪獣です。
頭部はエリンギのような形をしていて、怪獣でありながら知能があり人間の言葉を話すことができます。アニメ第4話で初登場しました。
怪獣9号には死んだ怪獣を復活させる能力があり、演習場内で受験生達が討伐していた怪獣を復活させました。復活させた本獣は討伐される前よりも強度が上がっていて、一個中隊で処理するレベルのフォルティチュード6.4になっています。
復活させた怪獣を手懐けているようなシーンもあり、怪獣にキコルを食べるように伝えているため、復活させた怪獣をある程度操れる可能性もあります。
カフカ達の初任務の際に再登場。死んだ怪獣を蘇らせるには、数に限度がある上に疲れると発言しました。防衛隊員の通信ができないように外から感知できない空間を作りだすことも可能で、この空間は本来人間世界に潜むための知恵だったと話しています。
目的や正体は?
人間でありながら怪獣に変身できるカフカとは反対に、怪獣9号は元から怪獣で人間に化けることができます。
アニメ第4話では、人間に化けている時はカフカとレノが働いていた清掃業者で働いていることが発覚しました。携帯電話も使用していて、人間の生活に溶け込んでいる様子です。
人間に化けている目的などは不明で、カフカの体に入って怪獣化した謎の幼獣と同じく謎が多い怪獣の1体です。
アニメ『怪獣8号』怪獣9号の声優・吉野裕行さんとは?
アニメ『怪獣8号』で怪獣9号の声を演じているのは、吉野裕行(よしの ひろゆき)さん。吉野さんは『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』のアレルヤ・ハプティズム役などで知られている声優です。
声優としてのデビューは1996年。コミカルな役からクールな役、ミステリアスな役柄など幅広いキャラクターを演じ分ける声優で、2013年からは声優活動と並行して歌手活動も行っています。
これまでに吉野さんが演じてきたアニメキャラクターとしては、『SKET DANCE』の藤崎佑助役、『薄桜鬼』の藤堂平助役、『SHIROBAKO』の高梨太郎役、『SPY×FAMILY』のフランキー・フランクリン役などがあります。
怪獣9号が化けている人間の声優は?
怪獣9号は人間に化けることができ、穂高タカミチという人物になって怪獣専門の清掃業者で働いていました。
穂高タカミチの声は、『涼宮ハルヒの憂鬱』キョン役や『銀魂』坂田銀時役などで知られる声優・杉田智和(すぎた ともかず)さんが演じています。
その後、長嶺カンジの姿に擬態した時の声は上田燿司(うえだ ようじ)さんが演じています。上田さんの代表作は『ジョジョの奇妙な冒険』ロバート・E・O・スピードワゴン役、『葬送のフリーレン』アイゼン役などです。
怪獣9号の強さは?
怪獣9号は指先から銃弾を発射するような攻撃で、敵を撃ち抜きます。初登場の際には四ノ宮キコルに何発も攻撃し、大きなダメージを与えました。
怪獣の強さや脅威はフォルティチュードという数値で表されますが、アニメ第4話で試験会場に現れた際には怪獣9号のフォルティチュードは計測されていないため、数値は不明です。
しかし、怪獣9号が復活させた本獣のフォルティチュードは6.4で、怪獣9号はその本獣を手懐けているようなシーンがあったため、怪獣9号のフォルティチュードは復活させた本獣よりも高い数値の可能性があります。
カフカ達の初任務後に再登場すると、防衛隊員の市川レノと古橋伊春(ふるはし いはる)と戦闘になります。レノが戦力最大解放で攻撃を放ちますが、怪獣9号は倒された怪獣の死骸を壁にして、レノの攻撃を防ぎました。
その後、レノと伊春を救出するためにカフカが怪獣8号に変身して現れます。怪獣9号は様々なパターンで怪獣8号を攻撃しますが、怪獣8号に押される展開になり、怪獣8号の攻撃で核が露出するまで追い詰められました。隙を見て戦線を離脱した怪獣9号ですが、実質的に怪獣8号に敗北する結果となりました。
アニメ『怪獣8号』怪獣9号が変身している人間は?
穂高タカミチ
怪獣9号は人間に変身することができ、人間の姿の時はカフカやレノが働いていた清掃業者「モンスタースイーパー」に勤めています。
他の清掃スタッフからは「新入り」と呼ばれていて、第4話のエンディングのクレジットにて名前は「穂高タカミチ」であることが判明。怪獣9号の声優は吉野裕行さんですが、タカミチの時の声は杉田智和さんが演じています。
怪獣9号は吸収した人間の容姿に変身する描写があります。タカミチは戸籍も存在しているため、怪獣9号は人間のタカミチを殺して、タカミチになりすましていたと推測されます。
長嶺カンジ
カフカ達の初任務の際、怪獣9号はレノに穂高タカミチの時の顔を見られたためか、道路で出くわした眼鏡の男性・長嶺カンジを襲って吸収し、男性の容姿を手に入れました。
まとめ
怪獣9号は、カフカ達が受けた防衛隊の最終試験後に現れて、キコルを襲った人型の怪獣です。怪獣でありながら、知性があり、人の言葉を話したり人間に化けることができます。
怪獣9号の声優は吉野裕行さんです。吉野さんがこれまでに演じてきたキャラクターとしては、『機動戦士ガンダム00』のアレルヤ・ハプティズム役、『SPY×FAMILY』のフランキー・フランクリン役などがあります。
人間に化けている時は穂高タカミチという名前で清掃業者で働いていて、タカミチの声は『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役や『銀魂』の坂田銀時役などの声優・杉田智和さんが演じています。
(C)防衛隊第3部隊 (C)松本直也/集英社
アニメ『怪獣8号』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | 怪獣になった男 | アニオリの逃亡アクション |
2 | 怪獣を倒す怪獣 | お漏らしする32歳 |
3 | リベンジマッチ | 絶妙に可愛いキコルの煽り |
4 | フォルティチュード 9.8 | ヒーロー感溢れるカフカ |
5 | 入隊! | 宗四郎が糸目を開く! |
6 | 夜明けの相模原討伐作戦 | お手本のようなデレ |
7 | 怪獣9号 | 仲間のため体を張るレノ |
8 | 防衛隊へようこそ | 宗四郎の人外すぎる動き |
9 | 立川基地襲撃 | キコル、圧倒的なパワー! |
10 | 曝露 | 怪獣8号、出現! |
11 | 捕らわれた怪獣8号 | 長官の戦闘力 |
12 | 日比野カフカ | 「約束」の力 |