「票のつなげ方に多くの反省点」と語った小池百合子都知事。先日おこなわれた東京15区の補選で乙武洋匡氏を応援するも完敗した。
広島安芸高田市の石丸伸二市長は次の市長選には出馬しない意向を表明し、都知事選出馬に前向きという報道もある。一方、立憲民主党や共産党など野党は共闘で候補者を擁立する意向。誰もが知る著名人とのことだが詳細は不明だ。
国際政治学者の舛添要一氏は小池都知事について「出るか出ないかも含めてわからないが、確実に言えるのは国政復帰はもうダメ」と言い切り「東京15区で支援した乙武氏が落ちた。その前の目黒区長戦も彼女が支援した人が落ちた。小池氏がつけば勝つという神話がなくなった」と厳しく評した。
さらに小池氏の側近だった人物が学歴詐称を暴露したことを挙げて「学歴詐称というのは公職選挙法違反。3年間時効ですから4年前のは時効になるが、しかし今回、学歴をどう書くの?カイロ大学卒業と書いたらまたそこで問題になる。書かなきゃ『嘘だったの?』となる。それから卒業証書が偽造だったかという話は公文書ないし私文書を作り変えたという疑惑がある。これは5年なのでまだ時効じゃない。そういうことがあると非常に難しい」と、立候補をする際のハードルについて解説した。
「だから出るも地獄、出ないも地獄。しかしいまの雰囲気だと出れば勝つ可能性は非常にあると思う。しかし出て『じゃあ、あなたこれから4年間何をやるの?』と。レームダックで何がやれるのと。私は非常に厳しい評価をしているので、前回も言ったと思いますけど、もう潮時なので政界はお辞めになることが本人のためにもいい。これ以上傷つくのは見たくない」と小池氏の政界引退を勧めた。
野党が共闘で有名人を候補者に擁立すると報道されていることについては「誰か聞いていない」と答えた舛添氏だったが「ただ周りから『小池氏が出ないなら俺出るよ』という人がもう5人ぐらい手を挙げていると聞いている。彼女が出ると負ける可能性があるから出ない可能性もあるが、なにが起こるかわからないと思う」とコメントした。
「小池氏の夢は国政に復帰して総理大臣になることだった。その夢もなくなり、お辞めになったほうがいい」と改めて語った舛添氏は「東京都のためにも日本のためにも、そして何よりも彼女のためにも」と締めくくった。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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