＜大相撲五月場所＞◇二日目◇13日◇東京・両国国技館
体重94.3キロの幕下五十九枚目・欧山田（鳴戸）が、252キロの幕下五十八枚目・出羽ノ城（出羽海）を下して1勝目を挙げた。“超スリム”な小兵が奇襲を成功させる一番に、勝った本人も思わず笑みをこぼしたほか、ファンも「なにこの幸せな時間w」とほっこりしていた。
体重157.7キロ差の対決となった一番。見た目には3倍ほども差があるようにも見える両者だったが、小兵の作戦が功を奏した。
立ち合いから館内を沸かせた。両者ともにふわりと立ち上がり、手を出し合って慎重に攻めると、客席からは「おお～」とどよめきが発生した。その後、壁のように動かない“超巨漢”の出羽ノ城に対し、攻めあぐねていた“超スリム”な欧山田。だが直後、頭を下げて素早く相手の左足を取った欧山田は、そのまま252キロの巨体を持ち上げるように攻め、怪力で転がした。
もともとレスリングのトップクラスの選手として活躍し、アジア大会で優勝した実績を持つ欧山田の身体能力の高さが発揮された一番だった。足取りで出羽ノ城を見事に転がすと、客席からは大きな歓声が沸き起こった。立ち上がった欧山田は思わず笑みをこぼしていた。欧山田は1勝目。敗れた出羽ノ城は1敗目を喫した。
94.3キロの欧山田と252キロの出羽ノ城が土俵に登場すると、インパクト抜群な光景に「体重差がえぐい」「対比すっご」「すごい体格差w」「4倍くらいあるぞ」とファンは大興奮。欧山田が見事に勝利すると「冴えわたるレスリング技」「さすがレスリング」と称賛の声が寄せられたほか、笑みを浮かべる姿に「嬉しそうw」「てへっ笑」「やってやった感w」「なにこの幸せな時間w」といったコメントも相次いだ。
（ABEMA／大相撲チャンネル）
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