<大相撲五月場所>◇五日目◇16日◇東京・両国国技館
幕下四十八枚目・大野城(高田川)と幕下四十五枚目・納谷(大嶽)の無敗同士の一番は、土俵中央で互いに片方のまわしに手をかけ、出方をうかがう様子で一歩も譲らず時間が経過。立ち合いから4分を超えたところで行司が割って入ると「二番後 取直し」のアナウンスが行われて館内騒然の珍しい事態となった。
息も絶え絶えの両力士に「終わり終わり」と声をかけて行司が割って入ると、館内がどよめき、拍手が起こった。しかし、驚きはこれからだった。
「双方とも 相疲れましたるゆえ 二番後に取り直しにござります」
東西に分かれた力士に向かって奮闘を称えるように手を広げた行司がそのように宣言すると、呼出が「二番後 取直し」の垂れ幕を持って土俵上へ。館内に向かって「ただいまの勝負は二番後 取り直しであります」と正式アナウンスが行われた。
思わぬ事態に館内は再びざわついたが、一転、大きな拍手に包まれた。「初めて見た」「そんなのあるんだ」など驚きの声が相次いだ一番。予告通り二番後に行われた取り直しの一番では、納谷が一方的に送り出して全勝を死守。敗れた大野城は今場所初黒星を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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