<大相撲五月場所>◇七日目◇18日◇東京・両国国技館
若き才能同士が初めて土俵で相まみえ、館内は異様な盛り上がりを見せた。前頭筆頭・21歳の熱海富士(伊勢ヶ濱)と、小結・23歳の大の里(二所ノ関)が熱戦を繰り広げた。
熱海富士は大卒の大の里が角界入りする前から関取として活躍。2学年違いで、大の里が先に三役昇進を果たしている。先場所、大の里は新入幕だった尊富士(伊勢ヶ濱)と優勝争いを演じ、大いに世間を盛り上げた。ただ、熱海富士も2場所連続で優勝争いを演じた経験もあり、今後もさらなる活躍が期待されている。
七日目、熱海富士は地元の静岡・熱海市から後援会関係者らが来場し、大声援を受けていた。そんな中、熱海富士は、立ち合い鋭く踏み込んで、一気に前へ。馬力が持ち味の大の里を土俵際まで追い詰めていったが、右へ回り込まれて、最後は下手出し投げに敗れた。大の里は6勝1敗で優勝争いでトップタイとなり、熱海富士は2勝5敗となった。
この取組を受け、ABEMAで解説を務めていた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「熱海富士、当たってよく大の里の勢いを止めましたよ」と、熱海富士の立ち合いについて言及しつつ、「右のおっつけですよね。おっつけよりも上手を取った方が良かった。左が入られるんじゃないかなと不安があったんじゃないですかね」と敗因についても分析していた。
一方、花田氏が「ただ彼は右下手を取っただけで…残り腰もありますし」と大の里の強さについて触れると、同じく実況を務めた元NHK大相撲中継でお馴染みの藤井康生アナウンサーも「攻めも守りも右下手があれば大丈夫ですね。しかし大の里、かなりの大物ですね。間違いないですね」と言い切っていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
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