声優の楠木ともりが、主人公のレン役を演じたアニメ「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」を振り返った。自身のターニングポイントだとして、「ちょっとずつ自分に自信を持てるようになった作品」と感慨深げに語った。
【動画】楠木ともり、人生の転機となったアニメを語る(4分5秒ごろ〜)
4月よりABEMAで放送スタートした『ホロごえっ!』は、VTuber事務所「ホロライブプロダクション」の所属タレントと声優が、月曜日から金曜日まで日替わりでタッグを組んで届けるレギュラー番組。声優たちは番組独自のバーチャル姿で登場し、VTuberたちとさまざまな企画を展開していく。
5月17日に放送された回では、金曜MCを務める鷹嶺ルイと楠木ともりがお互いの“ターニングポイント”についてトークを繰り広げた。「“仕事”を劇的に変化させたモノ」というお題で、楠木は、出演作「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」を挙げた。
同アニメは大ヒットシリーズ「ソードアート・オンライン」のスピンオフで、2018年に放送された(2024年10月より第2期が放送スタート予定)。2017年に声優デビューした楠木は、主人公のレン役に起用された当時、「無名の新人」だったという。「やっとこの作品で、世間の評価が“期待の新人だな”みたいになってきたのを感じた」と回想した。「演じ分けとか声質を褒めていただいたり、ラジオとか生放送とか演技以外の仕事も評価いただけるようになった」として、「どの作品も大事ですけど、これは自分の中でめちゃくちゃターニングポイントだったんですよね」と語った。
レン役は複数の声の演じ分けが必要だったと聞いて、鷹嶺が「壁とかにぶつからなかったんですか?」と質問すると、楠木は、「壁というより、まだ自分に自信がなかった」と返答。「オーディションから何パターンか声をやらないといけなかったんですよ。その提出段階から『大丈夫かな?ちゃんと(演技を)分けられていたかな?“お姉さん”ってどうやるんだろう?何が正解かわからないよ!』みたいな」と当時の葛藤を明かした。
養成所に通った経験がない楠木。「ド素人から事務所に入らせていただいて演技を始めたので、そこの自信もない。全く自信がない状態で皆さんからお褒めいただけて、ちょっとずつ自分に自信を持てるようになった作品でもあります」と感慨深げに振り返った。
一方の鷹嶺は、サバイバルホラーゲーム「OUTLAST」をターニングポイントに挙げた。「叫んだら即終了」配信という企画で同ゲームを題材にしたところ、プレイがスタートする前に水をこぼして絶叫し、配信がすぐ終わってしまったという。鷹嶺は、「ありがたいことなのか不名誉なことなのかわかりませんが、それが“伝説だ”と言われて、“ホラーが苦手なルイ”を印象づけられた」と語った。
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