【スーパーフォーミュラ】第2戦(決勝・5月19日/オートポリス)
F1直下のカテゴリであるF2からスーパーフォーミュラへ転向した岩佐歩夢(TEAM MUGEN)。予選では見事にポールポジションを獲得したが、決勝ではスタートで一気に2台に抜かれ、その後トップへ返り咲くことはなかった。スタートがはっきりと明暗を分けたレースとなった。
実はこのスタートの重要性を、レーシングドライバーで解説を務めた中山雄一氏がレース前から予想していた。中村は、レースが始まる前のスタジオで岩佐について「スーパーフォーミュラのスタートってクラッチミートが凄い難しいんですね。経験が必要。しっかりスタート決められるかが重要」とコメント。
実際にレースがスタートすると、岩佐は1コーナーまでに2番手の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と、3番手の山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)に抜かれてしまい、一気に3番手まで陥落した。
岩佐のスタートは失敗ではなかったが、牧野がスタート直後から一時的にエンジンパワーを上げるオーバーテイクシステム(OTS)を使用したことも、スタートからの加速に差がついた要因だった。
このスタートについて注目していたファンは多かったようで、コメントでは「岩佐、蹴り出しは普通だったけどなんか加速しなかったな」「マルコさんおこやで」「牧野だあああ」と、最終的に初優勝した牧野と2位でフィニッシュした岩佐の明暗を分けたシーンに盛り上がっていた。
(ABEMA『スーパーフォーミュラ2024』/(C)JRP)